2024年夏にN-BOX JOYが追加されて以来、スーパーハイト軽SUVに注目が集まっている。そこでここでは、N-BOX JOY、スペーシアギア、そしてデリカミニ、この3台のスーパーハイト軽SUVに、タントファンクロスを加えた4台の使い勝手を渡辺陽一郎氏にチェックしていただいた!!
※本稿は2024年11月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:奥隅圭之、ホンダ、スズキ、三菱、ダイハツ
初出:『ベストカー』2024年12月10日号
※各部の数値は編集部による実測値
■ホンダ N-BOX JOY(価格帯:184万4700~226万0500円)
一番の特徴は車内の広さだ。後席を後端までスライドした時の膝先空間は350mmで最も広い。後席の床から座面までの高さも適度で、座り心地は少し硬めだが骨盤を確実に支えて快適だ。後席を前端に寄せた時の荷室奥行の最大値は680mmと余裕があり、しかもこの時に、後席の膝先にも150mmの空間ができる。
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):350mm/150mm
・後席座面から天井高:1030mm
・後席フロアから天井高:1400mm
・後席座面長:490mm
・後席背もたれ高:550mm
・後席前後スライド量(実測値):200mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):270mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):760mm
・スライドドア開口幅:710mm
・スライドドア開口フロア地上高:390mm
・荷室奥行き(最小):390mm
・荷室奥行き(最大):680mm
・荷室天井部高:1120mm
・荷室開口部横幅:1080mm
・荷室開口部地上高:600mm
■スズキ スペーシアギア(価格帯:195万2500~215万7100円)
後席にはマルチユースフラップが備わるから、座面の硬さが部分的に異なるが、座面長は500mmを確保したから膝の裏側まで支える。スライドドアの開口幅は750mmと広く乗降性が優れ、荷室開口下端部の地上高を500mmに抑えたため自転車や重い荷物も積みやすい。さまざまな機能をバランスよく高めた。
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):240mm/60mm
・後席座面から天井高:1060mm
・後席フロアから天井高:1410mm
・後席座面長:500mm
・後席背もたれ高:560mm
・後席前後スライド量(実測値):250mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):200mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):730mm
・スライドドア開口幅:750mm
・スライドドア開口フロア地上高:340mm
・荷室奥行き(最小):310mm
・荷室奥行き(最大):520mm
・荷室天井部高:1120mm
・荷室開口部横幅:1030mm
・荷室開口部地上高:500mm
■三菱 デリカミニ(価格帯:183万7000~227万1500円)
後席は座面長が短い。しかも床から座面までの高さが320mmと高く、座り心地も硬めだから、座面の短さが一層強調された。後席の前後スライド量は390mmと大きい。チャイルドシートを装着した時に前側へ寄せると、運転席に座る親との間隔が縮まり、信号待ちの時にケアをしやすい。荷室天井部高も高い。
・後席ニースペース(リアモースト/フロントモースト):400mm/60mm
・後席座面から天井高:990mm
・後席フロアから天井高:1400mm
・後席座面長:450mm
・後席背もたれ高:460mm
・後席前後スライド量(実測値):390mm
・後席ヒップポイント高(フロアから座面):320mm
・後席ヒップポイント地上高(地面から座面):790mm
・スライドドア開口幅:630mm
・スライドドア開口フロア地上高:400mm
・荷室奥行き(最小):330mm
・荷室奥行き(最大):650mm
・荷室天井部高:1180mm
・荷室開口部横幅:1030mm
・荷室開口部地上高:600mm
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