日産の高級セダンといえば、やっぱりセドリック/グロリアって人も多いハズ。どの世代も「おおお!!」なデキであったが、内装でいえばY34はかなりの力作であった。26年前なのに今でも通用するレベル。そして後に登場する我らがBMWやベンツの内装作りにも大いに影響を与えてる気がしちゃうのだった!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
ベンツにBMWも意識!? Y34セドグロの内装ってマジで秀逸すぎた
日産の高級セダンとして長い歴史を誇ったセドリック/グロリア。残念ながら2004年に終売となったY34型を最後にフーガへとバトンタッチをしてその名前は現在では失われてしまっているが、その名前に特別な感情を抱く人は未だに少なくないだろう。
そんな最後のセドリック/グロリアであるY34型はセドリックがよりプレミアムに、グロリアがよりスポーティにと、車種によって明確にキャラクターを変えてきたことも特徴だが、インテリアのデザインにも力が入れられていた。
特にインストルメントパネル周辺のデザインは秀逸で、のちに欧州のプレミアムモデルが同様のデザインを採用したとも言われるほどなのだ。
【画像ギャラリー】ナビそこなの!? カッコよすぎるってかこれ26年前ってスゴ!! 最後のセドグロの内装見て!!!!!(8枚)画像ギャラリー今見てもカッコよすぎ!! オラオラ顔じゃないのに堂々たる顔がお見事
1999年6月にフルモデルチェンジを果たしY34型となったセドリック/グロリアは、セドリックが10代目、グロリアが11代目となるモデル。
それまでは両車にプレミアム仕様のブロアム系とスポーティ仕様のグランツーリスモ系の2種類のグレードが用意されていたが、Y34ではブロアム系をセドリックが、グランツーリスモ系をグロリアが担うこととなり、エクステリアデザインはそれぞれの個性を持ったものになった。
一方のインテリアは基本的なデザインは共通ながら、セドリックは高級感のある暖色系、グロリアはスポーティな黒系が基本となり、こちらもキャラクターに合わせた差別化がなされていた。
【画像ギャラリー】ナビそこなの!? カッコよすぎるってかこれ26年前ってスゴ!! 最後のセドグロの内装見て!!!!!(8枚)画像ギャラリー当時は超絶未来っぽかった!! しかもこれ26年前なんだよ、スゴくない!?!?
そんなインテリアで、他メーカーにも影響を与えたのでは? と言われるのが、「トータルインフォメーションディスプレイ」と名付けられた先進の情報システムで、メーターと液晶モニターを一体化し、ドライバーへの多彩な情報提供を行うことができるというもの。
最近のクルマでは珍しくもなくなってきたメーターとナビの画面がツライチに収まるスタイルだが、1999年の時点でこれをやったというのは先見の明があったと言っても過言ではないだろう。
実際、2003年に登場したBMW 5シリーズや2005年に登場したメルセデスベンツ SクラスもY34セドグロと同じくメーターパネルとナビの画面をツライチとなる配置を採用しており、Y34セドグロがどこまで影響を与えたのかは未知数ではあるものの、のちの欧州フラッグシップが採用した意匠をいち早く取り入れたという事実は揺るがないものなのだ。
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