外観なんか乗れば見えん! 300万円以下で内装がゴージャスなクルマ5選

外観なんか乗れば見えん! 300万円以下で内装がゴージャスなクルマ5選

 クルマを選ぶうえで見た目は大事。でも乗ってしまえば外観は見えず、むしろ内装のほうが気になったりする。そこで300万円以下の予算で「外観なんか二の次、この内装はすごすぎる!」と思えるクルマをジャンル別で選んでみた!

※記事中の画像はおすすめのグレードと異なる場合があります。

文/渡辺陽一郎、写真/日産、ホンダ、ベストカーWeb編集部

■運転中に見ているのは内装だ!

ゴージャスと評判のマツダCX-60のインテリア
ゴージャスと評判のマツダCX-60のインテリア

 クルマを選ぶ時には、多くのユーザーが外観を気にする。特にフロントマスクが重要で、顔立ちの気に入らないクルマを選ぶ人はほとんどいない。

 ところが実際には、フロントマスクなど、愛車の外観を眺めている時間は短い。洗車を自分で行わず、駐車場も自宅から離れていたら、外観を見るのは乗り降りする時だけだ。外観は他人のためにあるようなもので、乗車中に常に見ているのは内装になる。

 マンションなどの集合住宅を選ぶ時も、建物の外観にこだわる人は少ない。モデルルームも、内装を確認するために用意されている。

 このようにクルマのデザインを合理的に捉えると、ユーザーの満足度を大きく左右するのは、外観より内装だろう。

 しかも車内は家屋と違って、歩き回ることはない。ドライバーは、常に運転席に座っているから、インパネ周辺の見栄えとシートは重要だ。

 また運転中の大半の時間は、ステアリングホイールを保持しながら過ごす。運転中にステアリングホイールから手を離すことは、一部の運転支援機能を備えた車種を除くと、ほとんど考えられない。そうなるとステアリングホイールの触り心地も大切になる。

 クルマは安全が一番大切だから、内装で最も重視すべきは、メーターなどの視認性とステアリングホイールや各種スイッチの操作性だ。この点を踏まえた上で、内装の満足度が高い車種を考えてみたい。

 ただし高価格車の内装が上質になるのは当然だから、価格が比較的求めやすい車種を取り上げる。それでも今は、安全装備や運転支援機能の充実でクルマの価格が高まったから、300万円前後が上限だ。全長は4500mm以内の運転しやすい軽自動車やコンパクトな車種を取り上げる。

■軽自動車&電気自動車:日産サクラG(補助金差し引き価格249万400円/2WD)

軽自動車の内装の水準を引き上げた日産サクラ
軽自動車の内装の水準を引き上げた日産サクラ

 コンパクトで価格も求めやすく、上質な車種といえば、軽自動車であり電気自動車のサクラが最高峰だ。フロントマスクはアリアやリーフに似たデザインで、日産の電気自動車としての共通性を表現している。

 内装は、Gにオプションのプレミアムインテリアパッケージを装着すると、ステアリングホイールに手触りの良い本革が使われる。内装も合成皮革で見栄えを向上させている。装飾類も豊富だ。シート生地は合成皮革とトリコットで、伸縮性が強いから座り心地も柔軟に感じる。

 そしてサクラは電気自動車だから、加速は滑らかでノイズも小さい。低い位置に駆動用リチウムイオン電池電池を搭載したこともあり、走行安定性と乗り心地も優れている。内装に加えて運転感覚も上質だから、街中を快適に気持ち良く移動できる。

 なおサクラGの価格は304万400円だが、申請により、経済産業省から55万円の補助金が交付される。これを差し引いた実質価格は249万400円に収まる。

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