2024年12月7日(土)、京都・東本願寺門前広場(通称「お東さん広場」)にて実施された「京都モビリティ会議」。地方自治体と自動車メーカー、若者とメディアが次世代モビリティ社会について語り合ったこのイベントでは、各出展者によるトークセッションが実施された。本稿では「レクサスインターナショナル」のセッションの様子をお届けします。2026年、次世代BEV開発へと動くレクサスは何を語る!?
文:ベストカーWeb編集部、写真:寺田鳥五郎、小林岳夫、ベストカーWeb編集部
■BEVでクラッチ操作のようなことができる選択肢もアリ!!
※トーク・テーマは「レクサス流の電動化に向けた取り組み」。登壇した井藤進矢さん(レクサス/LE開発部 部長)は、BEVでも走る・操る楽しさを熱く語り、「内燃機関大好き」大学生の板倉拓寿さんと、司会進行の本郷仁(ベストカー編集担当取締役)は引き込まれるばかりの展開!!
井藤進矢 レクサス/LE開発部 部長(以下、井藤)…板倉さんは、ご自身が生まれる前の内燃機関モデルが愛車とお聞きしましたが、BEVでMTだったらどういう印象ですか?
板倉拓寿 成城大学生(以下、板倉)…面白そうですね!
井藤…それを現在開発しています。BEVは無段変速でスムーズな加速が魅力なのが一般的ですけど、自分で操って加速感などを楽しみたいという思いはありますよね。制御だけでそれを可能にするモデルを開発中です。
本郷仁 ベストカー編集担当取締役(以下、本郷)…そのプロトタイプを僕も運転しましたけど、凄く面白いっスね! ボタンひとつの切り替えで、通常のBEVの走りも、MT操作のBEV特有の走りも制御。MTの時、絶妙な振動のような感覚も味わえますよね。
井藤…はい。あえてやっていますし、音も変えています。それで、失敗談もありまして……。周囲の声のなかには「無段変速でシームレスなよさがBEVなのに、ギクシャク感のような味つけは、合わないのでは?」など、当初はご指摘をいただきまして……。で、これはテストコースでプロトタイプに乗っていただくしかないな、と。
本郷…どうだったんですか?
井藤…私も同乗していまして、途中あたりから「うんうん」と頷く声もあり! 私は心のなかでガッツポーズ!!
本郷…実際運転して、新しい乗り物の感覚でしたね。
井藤…まだ構想段階の話なんですけど、現状は「制御」によるMT感覚。それをBEVでまさにクラッチ操作みたいなことができる選択肢もアリだと思っています。
板倉…めちゃくちゃ乗りたいです!! 自分の愛車はMTなんですけど、例えば睡眠不足の時などMT操作が面倒だなと思うんです、正直。そんな時、ボタンひとつで2ペダルのような感覚で走れるなら凄く魅力的です!
井藤…会場にいる、うちの広報の方。板倉さんのような若い人に乗る機会をどんどん増やしてください!!















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