ランサーエボリューションXを最後に、三菱のスポーツモデルはカタログから姿を消してしまった。今のところ何か出る気配もなさそうだけれど、ランエボの中古車は高すぎて容易に手が出せない。ではでは、ギャランフォルティスラリーアートなんて如何かしら!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
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スバル インプレッサと共に国産ラリーマシンベースとして切磋琢磨を続け、ポテンシャルを磨き続けたランサーエボリューション。しかし残念ながら10世代目のランサーエボリューションXを最後にその名前は途絶えてしまっている。
現在のところ、最後のランエボとなったランエボXは、2015年に発表された「ファイナルエディション」を最後にラインナップから姿を消しており、復活の声は常に挙がり続けているものの、復活の兆しはないままだ。
そんな現状を反映してか、ランエボXの中古車相場は高値安定となっており、ファイナルエディションの低走行車などは800万円台というとてつもない価格帯となっている。
この価格は一部の業者が付けている吊り上げ価格と思いきや、三菱のディーラー系販売店でも状態のよいものは600~800万円台の価格となっているため、相場に基づいたリアルな価格と言えるだろう。
さすがにここまで高値になってしまうと手が出しづらいというのが一般ユーザーのホンネであるが、そこで白羽の矢を立ててみたのが、ランエボXのベースとなったギャランフォルティスのラリーアートである。
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ミドルクラスのセダンであるギャランフォルティスは、マイルドな自然給気エンジンのみのラインナップとなっていたが、2008年7月に追加されたラリーアートには、ランエボXと同じ4B11型のインタークーラーターボエンジンを搭載。
トランスミッションもランエボXと同じく2ペダルMTのツインクラッチSSTを採用し、駆動方式もアクティブセンターデフを備えた4WDとなっている。
ただチューニングはランエボXほど過激ではなく、最高出力は240PSとマイルドで、エクステリアもランエボほど過激ではないため、普段乗りがメインで使うのであればむしろ好都合といえるかもしれない。
価格も走行距離が3~4万km台という低走行かつ、修復歴がないものでも総額150~180万円程度の価格となっているため、かなり現実的な価格となっているのだ。
一応ランエボXにも同じくツインクラッチSSTを搭載した仕様も存在し、MT車よりは大幅に安い価格で取引されているが、総額200万円以下で狙えるのはほぼ10万kmオーバーの車両となるため、長く乗りたいというのであれば、断然ギャランフォルティスラリーアートの方がいいだろう。
またセダンよりも希少かつ価格も高めとなるが、ギャランフォルティスラリーアートにはスポーツバックという5ドアハッチバック仕様も存在するので、大きなハッチゲートが必要という人にもオススメできるのだ。
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コメント
コメントの使い方ギャランフォルティス・スポーツバックのラリーアート、短期間ではありますが乗っていました。
青のボディカラーも三菱らしさ全開の内装も気に入っていたのに短期間となったのは、ツインクラッチの不具合が直せないと診断されたからです。
ラリーアートと言えど、エンジンも足回りも四駆制御もエボと別物です。でもSSTだけはエボ共通で、そこを自慢としてました。よりによってそこが
エボX欲しくて高いから妥協して選ぶなら元乗ってた身としてはおすすめ出来ない
見た目が似てるだけで別物
何よりハッチバックセダン合わせてもグーネットやカーセンサーに掲載されてるのが10台ちょいって余りにも少なすぎて現実的じゃない、気に入る車両見つけるのも困難
それならCVTだがVAGの前期の方が余程現実的だわ
100万後半から200万ちょいだし
いくら安いからといって故障したら3桁の修理費を取られるミッションを薦めるのはどうかと…