2017年9月29日、8代目の販売終了以来、7年ぶりに投入された現行シビック。そのシビックが2020年1月に約2年半ぶりにマイナーチェンジが行われる。
すでにホンダのホームページ上では新型シビックのティザー広告が掲載されている。
https://www.honda.co.jp/CIVIC/
ティザー広告にはシビックハッチバック、セダンの写真とともに「NEXT CIVIC Coming in 2020.1」と紹介されているが、詳細は公開されていない。
そこで、新型シビックハッチバック、セダン、そしてタイプRはどう進化するのか? 流通ジャーナリストの遠藤徹氏が徹底的に調査! 今わかっているすべてをお届けしよう。
文/遠藤徹
写真/ホンダ
【画像ギャラリー】シビックハッチバック&セダンはどう変わったのか?
2020年1月10日発表 23日に発売!
マイナーチェンジ版のシビックハッチバック、セダンは2020年1月10日に発表、1月23日に発売開始する。
ただし、タイプRだけは今回切り離され、2020年4月に発表されるという情報が入ってきている。
まず、シビックセダン&ハッチバックの改良内容だが、内外装のデザイン変更、グレードの再編、ボディカラーの見直し、安全対策強化、価格の改定などとなっている。
エクステリアでは新デザインのヘッドライトのほか、ホンダ車のシンボルとなっているウイングタイプのフロントグリルのデザインを変更。フロントバンパーに設置するフォグランプハウジングも形状を変更してフロントマスクのイメージチェンジを行なっている。
さらにエアインテークの形状(ブレードが追加)が変更されてLEDデイタイムラニングランプの位置も変更され、ヘッドライトはLEDが標準化。
また、フロア、トランク、フロント&リアフェンダーに遮音材を追加したことにより、静粛性が高められているという。
グレードの再編は、従来設定していた標準のホンダセンシング・レスのグレードが売れゆき不振のため廃止し、ホンダセンシング付きの標準仕様とレザー&サンルーフが選べる上級バージョンに絞る。
細かいところでは「プラチナホワイトパール(セダンには現行モデルでも設定)」、「ソニックグレーパール」、「オブシダンブルーパール」、「プレミアムクリスタルブルーメタリック」の4色を新たに設定。
またソフトウィーブトプライムスムースを組み合わせたシート、ETC2.0車載器が設定される。
サンルーフはトップロードサンルーフと呼ばれる、手動で天井部をスライドさせれば室内を陽光で満たすサンルーフでハッチバックのCVT車にオプション設定される。ガラス部は電動で開閉でき、チルトアップ機能も装備。
安全対策強化はホンダセンシングのラインアップで歩行者との衝突を避けるためのハンドル操作での回避装置、前方を走行するクルマへの追随機能の2つを新たに追加する。
価格はハッチバックの標準(18インチタイヤ)が294万8000円、レザー&サンルーフ仕様が321万2000円。
セダンは標準(16インチタイヤ)が276万1000円、標準レザー仕様(17インチタイヤ)が295万3500円。ぞれぞれ、従来モデルに比べて5万~15万円のアップとなる。
使用ガソリンはハッチバックがハイオク、セダンはレギュラー。トランスミッションはハッチバックが6MT、CVT、セダンはCVTのみ。
従来モデルはすでに生産を打ち切っており、在庫はほとんどない状況で、ホンダカーズ店ではすでに改良モデルの事前予約の受付を行っているところである。
今回、首都圏にあるホンダカーズ店で、シビックハッチバック・ソニックグレーパール(車両本体価格298万6500円)の見積もりをお願いした。
ナビ204VFI、ドライブレコーダー、ボディコートなどで42万円強の付属品、ナビパックなどをつけて引いてもらうと合計341万円弱と出た。下取り車なしだと10万円程度の値引きだという。
コメント
コメントの使い方