ガソリン価格が依然として高止まっているが、レギュラーガソリンよりも高価なプレミアムガソリン車にはさらに厳しい。そこで頭をよぎるのが、「プレミアムガソリン車にレギュラーガソリンを給油」という荒技。これは問題ないのだろうか?
※本稿は2025年1月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、AdobeStock(トップ画像=naka@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
ガソリン価格の推移
レギュラーガソリンの全国平均価格は、2004年は1L当たり約120円だった。
5年後の2009年は127円、2014年は168円に上昇したが、2019年は144円であった。これが2024年は175円に跳ね上がる。
消費増税もガソリン価格に影響を与えたが、2021年以降は値上げが特に激しい。コロナ禍の終息で経済活動が活発化され、ロシアのウクライナ侵攻がガソリン価格を高騰させた。
ガソリン価格の推移を振り返っても、レギュラーガソリン価格が3年以上にわたり、160円を超える状態が続くことはなかった。直近の1年半は170円を超えている。プレミアムガソリンは180円を上まわり、2023年8月頃は190円を超えていた。
メーカーの開発者は「プレミアムガソリン仕様車にレギュラーガソリンを給油しても、制御の変更で対処するのでトラブルが生じる心配はないが、燃費を含めて本来の性能は発揮されない。きちんと指定燃料を使ってほしい」という。
プレミアムガソリン仕様のスポーティカーなどを所有するユーザーには辛い時代になった。
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