昔から根強いファンを持つマツダ&スズキ。熱狂的なファンに応えるように、両社ともツボを心得たクルマをラインナップする。ここではその中から「10年後に自慢できる」クルマ候補を3台選び、岡本幸一郎氏に判定していただいた!!
※本稿は2025年1月のものです
文:岡本幸一郎/写真:マツダ、スズキ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
※「自慢度」は◎、○、△、×の4段階で判定
マツダ CX-80 10年後の自慢度:○
CX-60はいきなり評判を落としてしまったが、CX-80ではけっこう挽回できている印象を受ける。
大柄で内外装の見栄えもよく、3列目も荷室も広く、そのわりに車格の近い欧州勢よりもはるかに安い。縦置きFRベースや完成度の高いディーゼルといった魅力的な訴求ポイントもある。
ただし、付加価値が高いだけに、それが時間が経った時にどう見えるかが気になるところではある……。
【画像ギャラリー】この魅力を長く味わえ!! コアなファンを生み出し育てるマツダ&スズキの「10年後に自慢できるクルマ」(24枚)画像ギャラリースズキ スイフトスポーツ 10年後の自慢度:△
スイスポは、どうこういっても世代の新しいほうが自慢できる傾向だと思う。
現行型も当初はひとクセあるデザインやターボ化がとやかく言われたものだが、ほどなくコスパ最強伝説の評判がより高まった。
今後はMHEV化で重くなることが予想されるなど、スイスポファンにとっては歓迎できない情報もあるようだけど、おそらくこれまでどおり“最新こそ最良”になるんじゃないかな。
【画像ギャラリー】この魅力を長く味わえ!! コアなファンを生み出し育てるマツダ&スズキの「10年後に自慢できるクルマ」(24枚)画像ギャラリースズキ ジムニー/ジムニーシエラ 10年後の自慢度:○
ジムニーは歴代モデルすべて、“小さな本物”ぶりが高く評価されてきた。現行型では少々ニュアンスが変わったもののジムニーとしての本質はしっかり受け継いでいて、10年後もまだ現役である可能性は高い。
10年後もそれなりに高く評価されていることには違いないだろうけど、自慢できるかどうかというと、あまりに売れすぎてしまったのでありがたみが薄れるような気もしなくないな。
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コメント
コメントの使い方ラージは廃止だ。MBD(シミュレーション)だけで四車種一括企画一括設計でコスト削減した中身安物(トランスミッションなんて原価50万円もしない)のに、利益率二倍!!ふざけてるだろ。