【感動の復活劇から意外なヒットまで!】2019自動車界の重大事件簿 5選

【感動の復活劇から意外なヒットまで!】2019自動車界の重大事件簿 5選

 いよいよ2019年も残すところあと数時間。

 今年は元号が平成から令和に替わった激動の一年間で、さまざまな出来事がありました。

 もちろん、自動車界にもさまざまなニュース・出来事がありました。

 そこで、大晦日の、紅白歌合戦も始まりそうかという、このタイミングに自動車の記事をクリックして、ここに訪ねてくださった読者の皆様に向けて(うっかり大晦日の更新担当になってしまった筆者が)、今年一年間で自動車界に起きた5つの重大ニュースを振り返ってゆきたいと思っております。

 まずは、新車に関するこちらのトピックから!

写真:編集部、RedBull Content Pool、SUBARU

【画像ギャラリー】2019年に登場した新車を写真で振り返る!


【1】RAV4が日本市場に復活! 発売後即SUV販売No.1に

「今年の一台」はトヨタ RAV4。日本市場復活で予想以上の大ヒットに!

 2019年の新車におけるトピックといえば、まずはトヨタ RAV4の日本復活とヒットでしょう。

 SUVの先駆者として1994年に誕生したRAV4ですが、世界的なヒットの裏で日本では2016年5月にいったん生産終了となっていました。

 しかし、通算5代目となる新型が2019年4月に日本市場で発売され“復活”。ただ、米国向けが中心のモデルで、全幅1.8m超と大柄なボディということもあり、「果たして日本でも売れるか」というのが正直な印象でした。

 ところが、ふたを開ければ発売翌月の2019年5月に6817台を売り上げ、たちまちSUV販売No.1に! 同じく2018年8月に日本市場に復活したホンダ CR-Vが、やや苦戦していることを考えても、予想以上の大ヒットとなりました。

 さまざまな新車が誕生したなかで、日本カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いたRAV4は、間違いなく“今年を象徴する一台”。その復活劇には素直に「参りました!」のひと言です。

【2】ホンダF1 復帰後初&13年振りの優勝!

F1第9戦オーストリアGPで優勝し、ホンダバッジを指すマックス・フェルスタッペン(=レッドブル・ホンダ)

 RAV4と同じく2019年を象徴する復活劇といえば、やはりこれ! ホンダF1の13年振りとなる優勝でしょう。

 2015年のF1復帰以来、優勝はもちろん表彰台にも登れていなかったホンダですが、2019年は強豪レッドブル・レーシングにパワーユニットの供給を開始。

 開幕戦オーストラリアグランプリ(GP)で幸先よく復帰後初の3位表彰台に上がると、第9戦オーストリアGPで念願の初優勝! F1での優勝はホンダにとって2006年ハンガリーGP以来、実に13年ぶりの快挙となりました。

 モータースポーツ人気が衰退していると言われ、2019年は事故など自動車に関する暗いニュースも多かっただけに、個人的にも非常に嬉しいニュースでした。

 今季は通算3勝をあげましたが、2020年はさらなる飛躍を遂げ、日本に明るいニュースを届けてくれることを期待しています。

【3】東京モーターショーに130万人超! 12年ぶりに大台越え

「東京モーターショー2019」のトヨタブース。新車が1台もない異例の展示も話題に

 2019年は、2年に1度行われる「東京モーターショー」の開催年。第46回となった今回のショーは、東京ビッグサイトで10月24日から11月4日まで開催され、幕を閉じました。

 ここ数年、東京モーターショーは来場者数の減少に苦しみ、今回も数多くの輸入車メーカー/ブランドが出展を見送るなど、下馬評は決して高いものではありませんでした。

 しかし、終わってみれば会期中の総来場者数は130万900人と、2017年の77万1200人を大きく上回り、実に12年振りに100万人の大台越えを達成しました。

 会場が2つに分かれていたり(これは東京五輪の影響で一部施設が使えないことも理由)、トヨタはブースに市販前提の新車を1台も置かない異例の展示を行うなど、さまざまな意味で賛否両論あるでしょうし、100万人達成したから万々歳! というわけでもないでしょう。

 個人的にも、いわゆる“市販前提のコンセプトカー”が少なかったことは確かにちょっと残念ではありました。

 ただ、従来型のショーを漫然と続けていても、来場者数は(さほど)増えなかったでしょうし、課題はあるものの、これだけ多くの方が足を運んだことは、ひとつの成果といえるのではないでしょうか。

 今後も“クルマが主役”とうコアな部分を守りつつ、多くの人々の興味を惹く「東京モーターショー」であり続けてほしいと切に願っています。

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