今後、SUVカテゴリーは大物の新車ラッシュだ。発売が1年以上も先というのにほぼ明らかになった新型CX-5やRAV4、さらに未発表のハリアーも続く。今から購入資金を用意し、いつ受注が始まるのかチェックし、受注開始と同時に発注しないとすぐに受注停止されそうな勢いだ。さっそく、この注目の3台について今わかっていることすべてお伝えしよう。
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、マツダ、CGイラスト(ベストカーが製作したもの)
【画像ギャラリー】新型RAV4、CX-5、ハリアーの写真をもっと見たい人はこちら!(13枚)画像ギャラリー概要がほぼ発表された新型CX-5とRAV4
現在、SUVの人気が世界的に高い。日本でもSUVは新車として売られる乗用車の30~40%を占める。そのためにSUVでは新型車の投入も活発だ。
2025年5月21日には、新型RAV4の内外装やパワーユニットが公表された。価格などの詳細は不明だが、2025年度、つまり2026年3月までに発売されるという。
2025年7月10日には、新型CX-5のデザインやボディサイズも公開された。マツダは2026年中に発売すると公表している。搭載エンジンは、e-SKYACTIV G2.5のマイルドハイブリッドとなる。さらにマツダ独自のハイブリッドと組み合わせたSKYACTIV-Zが2027年中に導入予定と、明言している。
新型RAV4はコア、アドベンチャー、GRスポーツの3つのバージョンが用意されており、フロントマスクのデザインもそれぞれ異なっている。
コアはその名のとおり新型RAV4の「核」となる洗練された仕様、アドベンチャーはオフローダーとしての性能とイメージを強化した仕様、GRスポーツはオンロードでの性能を引き上げた仕様で、それぞれ異なる個性を発揮している。
新型RAV4コアのボディサイズは、全長が4600mm、全幅は1855mmだ。新型CX-5は全長4690mm、全幅1860mmになる。両車の大きさは似ていて、ミドルサイズSUVに属する。
そして、2027年にはハリアーもフルモデルチェンジする可能性が高い。現行RAV4が2019年に発売された後、2020年には、同じプラットフォームを使ってハリアーも一新されたからだ。
つまり今後はミドルサイズSUVの注目度が高まる。新型のCX-5/RAV4/ハリアーを狙っているユーザーも多いだろう。そこでこの3車を比較してみたい。
ボディサイズは前述の通りで、新型RAV4の全長は4600mm、新型CX-5は4690mmになる。新型ハリアーは不明だが、現行型と同じ4740mm前後だろう。
外観は、新型CX-5と新型RAV4は公表されている通りだ。新型CX-5は現行型の路線を進化させたデザインで、スポーティな引き締まり感を重視する。
新型RAV4は、従来路線のアドベンチャーに加えて、都会的なコアと舗装路でスポーティな走りを楽しめるGRスポーツも設定する。
現行RAV4は、シティ派SUVでありながら、ランドクルーザーのような悪路向けのアウトドア指向を感じさせた。それが新型では、クラウンエステートに似たコア、クラウンスポーツのようなGRスポーツも加えてRAV4の価値観を広げる。
新型RAV4にコアが加わると、新型ハリアーは、現時点では姿、形も公表されていないものの、現行型以上に都会的な雰囲気を強めるだろう。新型RAV4コアのコンセプトがハリアーに近いからだ。新型ハリアーは内外装を上質に仕上げて、SUVというよりもワゴン的なクルマに仕上げてくるだろう。

















コメント
コメントの使い方