2017年9月に復活を遂げたシビックシリーズが2020年、現行型で初のマイナーチェンジを実施。シビックセダン&ハッチバックはすでにマイナーチェンジが施されたモデルが発売されており、シビックタイプRはこの夏デビュー予定だ。
「操る喜びの提供」を掲げ登場したホンダ シビックシリーズが、マイナーチェンジによってどれほどの「深化」を得たのか、または得るのか。タイプRについて現時点でわかっていることも含め、すべてお伝えする。
●シビック 2020マイナーチェンジのポイント
・フロント&リアの意匠変更
・ハッチバックにサンルーフを新設定
・ホンダセンシング全車標準装備
・インテリアの質感アップ
●シビックタイプR 2020マイナーチェンジのポイント
・フロントグリル変更で冷却性能向上
・フロントブレーキを1ピースディスクから2ピースディスクに強化
・そのほかも進化!
●【画像ギャラリー】タイプR LimitedEditionも! シビックシリーズの画像をギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年1月のものに適宜修正を加えています
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年2月26日号
■ホンダ シビックタイプR(2020年夏発売)
2020年1月の東京オートサロンで実車が公開されているものの、正式デビューは夏。ティザーサイトも国内限定200台の「Limited Edition」の案内が加わった以外、これといった変化はない。
マイナーチェンジに向けて今わかっている変更内容をお伝えしていこう。
・冷却性能向上のためグリルの開口部を拡大。
・よりロー&ワイドな印象にするため、バンパーガーニッシュを変更。
・熱対策のため、フロントブレーキを1ピースディスクから2ピースディスクに変更。また、穴あきディスクも穴なしに変えられている。
・レザーステアリングがアルカンターラに変更され、シフトノブの形状も変わっている。
サスペンションやエンジンについてはアナウンスされていないが、当然なんらかの改良が施されているだろう。
なんといっても「より速く」が最大の開発目標なのだ。生産は従来型と同じくイギリス工場で行われる。
■シビックセダン&ハッチバック(2020年1月23日発売)
セダンではフロントバンパー、リアガーニッシュのデザイン変更とアルミホイールのカラー変更に加え、コンビシートを標準装備として質感を向上。
ハッチバックは前後バンパー、フロントグリル、リアロアガーニッシュとアルミホイールのデザインを変えたほか、トップロードサンルーフを追加。
また、6MT車のシフトノブ形状も変更してショートストローク化を実現している。ハッチバックの変更内容はタイプRと共通部分が数多い。
また、「ホンダセンシング」を全車に標準装備し、新たに歩行者事故低減ステアリングと先行車発進お知らせ機能も追加。
価格はセダンのCVTが276万1000円、ハッチバックのCVT、6MTが294万8000円だ。
もともとシビックの乗り味は評価が高く、このマイチェンでさらに魅力がアップしていることは確実。
また、タイプRはルノーメガーヌR.S.から再び「FF最速の座」を奪還することが命題なだけに、こちらも渾身の作となっていることは間違いない。
●グレード・価格(すべて税込)
・シビック セダン(FF・CVT)…276万1000円
・シビック ハッチバック(FF・CVT)…294万8000円
・シビック ハッチバック(FF・6MT)…294万8000円
●ボディーカラー(シビック セダン)
・プラチナホワイト・パール*/クリスタルブラック・パール/ルナシルバー・メタリック/コスミックブルー・メタリック/プレミアムクリスタルブルー・メタリック(新色) **/プレミアムクリスタルレッド・メタリック**
●ボディーカラー(シビック ハッチバック)
・プラチナホワイト・パール(新色)*/クリスタルブラック・パール/ソニックグレー・パール(新色)*/オブシダンブルー・パール(新色)/フレームレッド
*…3万8500円(税込)高となります/**…6万500円(税込)高となります
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