まさかの横転ラリーとなってしまったベストカーミライース。ドライバーの国沢光宏さんは怪我もなく元気だったが、ラリーはコドライバーと二人三脚。そして今回はラリーデビューのユーチューバー「ゼミッタ」くんが乗っていたのだ。しかも助手席側から横転しちゃったし……大丈夫だったのか!!!?
文:GOOD CARLIFE Channel@ゼミッタ/写真:ベストカーWeb編集部
国沢さんが横に乗るってそりゃプレッシャーよね?
我が地元である滋賀で開催されたTGRラリーチャレンジ第9戦。ベストカーWeb編集長の塩川さんから「出てみない?」とお誘いいただき、二つ返事で出場決定。しかし、そこからが大変で……。まずは国内B級ライセンスの取得。それから装備品一式の準備。
安全に関わるものなので諸々を新品で揃えたところ総額うん十万円! いずれ欲しいと思っていたけど、レーシングギアを揃えるのも一苦労だと痛感しました(苦笑)。肝心な知識については、先に出場された黒木美珠さんのYouTube動画を見ながら習得。
おかげさまで事前準備はなんとかなった。しかし、心情は穏やかじゃない。ただでさえ、未経験のラリー競技で不安だというのに、ドライバーは自動車ジャーナリストの国沢光宏さん。緊張しないわけがない。結論として、国沢さんはすごく優しいお方だったので、変な緊張感もなく終えられた(言わされているわけではございません)。
あとはコドラとしての役目を果たせるか。そればかりはやってみないと分からないが、コドラの先輩である萩野さんに極意を教わる。ペースノートの書き方を学び、レッキを実際に行った後の振り返りも付き合って下さった。本当にありがとうございました。
色々なサポートに大感謝だったSS1
迎えた本番当日。レッドブルを飲み、その時を待つ。そして、D-SPORTのメカニックさんに加えて、日産自動車大学校から来てくれた学生さんもサポートしてくれた車両に乗り込み、いざスタート。リエゾン区間はコドラがナビゲーターとなり、ドライバーに行く先を伝える。
細心の注意を払っていたため、ノーミスで一つ目のスペシャルステージに到着。さあ、いよいよ本番だ。ヘルメットとハンスを着装し、BRIDEのフルバケットシートに身を沈めて、6点式シートベルトを締め直す。
SS-1ミサカは0.9kmの短い区間だが、曲がりながらも先が見通せるキンクスがあるほか、ダブルコーショーンマークも掲示される。そして、ラリーデビューとなるステージ。緊張感が高まるなか、スタート10秒前のカウントに入る。
「5、4、3、2、1、スタート!キンクス60。みぎ4、からタイト3」。
その先もペースノートを読み上げる。幸いにもロストすることなくフィニッシュラインを通過した。安堵から言葉が出ず、完走後もしばらく無言だったが、内心はホッとしていた。ただ、国沢さんのリズムに合わせて読めていた感じはしなかったので、次のステージでの課題とした。
ちなみに、車両はターボ化&5MT化されたミライース。あとでオフィシャル映像を見たが、想像以上に速く驚いた。リエゾン区間を抜けて、次なるステージはSS-2クツキ。約3kmと少し長くなり、ペースノートも2ページにわたる。今回の出場で最も楽しかったのはここだ。
連続するコーナーに対して少し手前で読み上げ、その通りにクルマが曲がっていく。もちろん完璧ではなく、国沢さんのドラテクとミライースターボの戦闘力さまさまではあるものの、コドラとしての面白さを体感した瞬間だった。萩野さんに教わったペースノート作りのおかげでロストもしなかった。











コメント
コメントの使い方次のチャレンジを期待しています
がんばれ!!