トヨタの名車パーツを復刻してくれる、「GRヘリテージパーツプロジェクト」のラインナップに、カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86)向けのエンジンパーツが追加された! 富士スピードウェイで開催される頭文字Dの30周年イベントで、展示と先行予約を行い、発売は2026年5月頃を予定している。
文:ベストカーWeb編集部/画像:トヨタ
【画像ギャラリー】4A-GEはまだまだ走れるぜ!! パーツが少ないを解決してくれるGRヘリテージパーツがありがたすぎる……! (17枚)画像ギャラリー名機4A-GE復活! シリンダーヘッドとブロックを復刻!
2025年9月13日、14日に富士スピードウェイで開催される「頭文字D 30th Anniversary 2days」も近づくなか、TOYOTA GAZOO Racingが驚きの発表をしたぞ! なんとAE86 カローラレビンとスプリンタートレノ用の4A-GEエンジン部品2点を復刻するとのこと!
これは、いわゆる「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの声に応える取り組みでもある「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環。既に8車種、200点以上の復刻実績を重ねている。
今回のAE86向けに復刻する部品は、シリンダーヘッドSUB-ASSYとシリンダーブロックSUB-ASSYの2点。当時の基本設計とスペックを尊重しつつ、現代的なシミュレーションや工法、材料を取り入れてアップデートされている!
現代技術も使ってさらに良いものへ!
シリンダーヘッドSUB-ASSYは、燃焼室に切削加工を追加し、鋳肌が残る面積を減らしたことで、圧縮比のばらつきに起因する個体差を低減することに成功。吸気ポートは塗型処理を施して、未加工状態での表面凹凸を抑えている。
さらに、もともとは一部箇所のみにしか使用されていなかったカムキャップのノックピンを全箇所に追加。組み付け時の位置決め精度と作業性を高ることにも成功。しかも吸排気ポートの一部肉厚が増されている点も注目! これはユーザーからの要望を反映した結果だというのだから称賛モノだろう。
シリンダーブロックSUB-ASSYは、ボアに現代のホーニング処理を適用して加工精度を向上。鋳鉄材は高剛性タイプに改められ、当時より良いモノに! シミュレーションに基いてクランクキャップ構造を見直し、耐久性を底上げしたぞ!
FF横置き用も出るってマジ!?
だが、驚くべきはこれだけではない! 横置き搭載に対応するボスやリブが追加され、AE86のみならずFF車にも搭載できてしまうのだ! ということは今後、FFのスプリンターGTやカローラFXをはじめとしたあの頃の4A-GE搭載車にも使用できる可能性がグッと広がる!?
AE86オーナーではなくとも、これは嬉しい! ハチロクやシルビア、ワンダーシビックといった有名なネオクラ車には手を出せないけど……、なにか穴場はないのかと探してる若者層にとっても、こうした復刻で選択肢が増えるのはありがたい話。
富士スピードウェイで開催される「頭文字D 30th Anniversary 2days」会場では、これら復刻パーツをはじめとしたGRヘリテージパーツでレストアされた4A-GE搭載のAE86が展示されるぞ! しかもGRヘリテージパーツブースでそのまま先行予約も受け付けるとのこと。発売は2026年5月頃を予定。
その他情報や詳細については、「頭文字D 30th Anniversary 2days」専用サイトおよびTOYOTA GAZOO Racing GRヘリテージパーツのWebサイトなどを参照することをおすすめする。




















コメント
コメントの使い方最近のトヨタはこっそりと部品復活がありますね。なのでダメもとで在庫確認はしてもいいかもしれません。ついこないだもAE86用のACアイドルアップソレノイドがひっそりと復活してて、AW11に改造流用したばかり。部品復刻の指示は社長じゃないでしょうね?w