日本の物価高は、日本車の価格もジワジワと値上げさせている。一方、日本車の値上げなど対岸の火事といった風情で、高コスパなクルマを日本市場に送り込んでいる輸入車勢。ここではマイルドハイブリッド採用のフィアット 600をご紹介!!
※本稿は2025年8月のものです
文:岡本幸一郎/写真:ステランティス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
名前に「e」なしの600はコスパも燃費も加速もよし
往年の初代「600」と現行の「500e」を融合した象徴的なデザインに、ファミリーで使える実用性を確保したというクルマ。
最初に出た「600e」に興味を持ったものの、高っ! と感じた人が多かったようだが、のちに加わったマイルドハイブリッドはずっと低価格だ。ついでに600eも値下げされたことをお伝えしたい。
1.2L、ガソリンターボエンジンと、16kWのモーターを内蔵した6速DCTを組み合わせた48Vのシステム。モーターのアシストにより低速からトルクが立ち上がり、スムーズで気持ちよく加速できる。
市街地では半分ほどエンジンを使わずに走れ、電動感があり燃費もいい。このクラスで電動リフトゲートや、アクティブランバーサポート機能の付くパワーシートが用意されているのもポイントが高い。
●フィアット 600 Hybrid 主要諸元
・全長×全幅×全高:4200×1780×1595mm
・ホイールベース:2560mm
・車両重量:1300kg
・エンジン:直3、1.2L+モーター
・エンジン最高出力:136ps/5500rpm
・エンジン最大トルク:23.5kgm/1750rpm
・モーター出力/トルク:21.8ps/5.2kgm
・WLTCモード燃費:23.2km/L

















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