派手すぎると「若作り」に見えるし、地味すぎると「おじさん感」が強くなる――年齢を重ねると、身の回りのものを選ぶのも難しくなってきますよね。クルマ選びも同じで、近年は新車価格の高騰もあり、「何を選べばいいのか分からない」というミドル〜シニア世代は少なくないと思います。自動車ライターの視点で「おじさんが乗ってもオシャレに見える、しかも手が届きやすいクルマ」を3台ピックアップしました。
文:吉川賢一/写真:SUZUKI、HONDA、MITSUBISHI
【画像ギャラリー】「派手さ」や「速さ」はもう卒業!! おじさんが乗ってもおしゃれ見えする手頃なクルマ3選(23枚)画像ギャラリー無骨なのに洒落てみえる、究極の「こなれSUV」 スズキ「ジムニーシエラ」
おじさんが乗ってもおしゃれ見えする手頃なクルマとして、真っ先にお薦めしたいのが、スズキの「ジムニーシエラ」です。丸目ライトにスクエアボディ、まるで小さな「Gクラス」のような存在感を放つジムニーシエラは、「本物のオフローダー」なのに、サイズも価格もコンパクト。時代を感じさせない洗練されたデザインは、アウトドア志向ながら、都心の街乗りにもよく似合います。2025年10月15日には一部改良が行われ、安全装備や快適装備の充実が図られました。
現時点(2025年10月初旬時点)受注停止となっていますが、2025年1月に発表となった5ドア版の「ジムニーノマド」もいいでしょう。
価格は税込227万円ですが、お薦めなのは税込238万円となる上級グレードの「JC」。ボディカラーはアウトドア感がありながら、派手すぎず落ち着いた印象のあるジャングルグリーンがお薦めですが、街中での見栄えを重視するなら、ミディアムグレーもいいでしょう。トランスミッションは5速MT、4速ATの2種類あり、好みで選ぶことが可能。ただ、4速ATのほうが下取り価格は高くなりやすい傾向があるのは知っておいて損はないかもしれません。
可愛さの中に潜む逞しさが魅力!! ホンダ「N-ONE RS」
次にお薦めしたいのが、軽自動車のなかでも異彩を放つ、ホンダ「N-ONE」です。なかでもお薦めなのが、税込216万円となる6速MT の「RS」。軽とは思えぬしっかりとした走りと、クルマ好き心をくすぐる操作感が最大の魅力で、シフトチェンジは剛性感が高く、絶対的なエンジントルクが小さいぶん、速度を上げるには、2、3、4速と、矢継ぎ早にシフトチェンジをする必要がありますが、ギア間の加速のつながりもよく、軽快にシフトアップ、シフトダウンが可能。
シフトチェンジしてアクセルペダルを踏み込むたびに聞こえるエンジンの「グォー」という荒々しいサウンドも、同じエンジンのCVT版とは全く異なり、実に心地よいサウンド。軽のMT車ながら、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)などを含むHonda SENSING(誤発進抑制機能、渋滞追従機能、後方誤発進抑制機能はCVT車のみ)や、電動パーキングブレーキも搭載されていることで、マニュアル車最大の懸念である坂道発進も安心な点も嬉しいポイントです。
ボディカラーは、2トーンのオータムイエロー・パール&ブラックがお薦め。明るい色ですが温かみのあるイエローとブラックルーフで引き締められることで、センスよく見えるはずです。


























コメント
コメントの使い方家柄が良いか、80kg超える筋骨隆々なオジサマなら小さい車のほぼ何乗ってもオシャレですが、そうでない大半の人には非常に難題。NDや一部旧車はオタク感ばかり出てオシャレと対極です。
といいますか、軽に乗ってるおじさんが余りに多すぎて一般的で、まして一番数多いN-boxでは意外性は全くありません。
軽ならコペンか、アルトラパンも乗りこなせばオシャレ感出せます。もちろん台無しにしないよう服装も大事です