トヨタがジャパンモビリティショーでカローラコンセプトを発表した。その姿は、これまでのカローラとはまったく違う斬新スタイル!ほんとにこれがカローラなのか?
文:ベストカーweb編集部/写真:ベストカーweb編集部
将来のカローラになるコンセプトモデル
カローラといえば、日本のみならず世界のベストセラーとしてトヨタの看板車種となっているが、本日発表されたカローラコンセプトを見ると、ここまで大胆にチェンジしていいのかと思ってしまうほどの変貌ぶりだ。
この変貌ぶりは、ハンマーヘッドデザインを採用したプリウスに似ていると思った方は鋭い。ボディサイズは明らかにされていないが、プリウスより少し大きいサイズで、ハンマーヘッドデザインという面では同じだ。
カローラコンセプトのデザインについて、トヨタ自動車製品企画部ZEチーフエンジアの福島徹さんに聞いた。
「カローラはみんなのためのクルマです。誰もが共通している地球を守る環境にいいクルマはもちろん、やっぱりカッコいいクルマに乗りたいはず。そこでBEV、ハイブリッド、PHEVなどどんなパワートレインでもみんなが乗りたくなるクルマにしたいと考えました」。
フロントマスクはハンマーヘッドデザインですが、プリウスと違うのは、バンパーに縦型のインジケーターを埋め込んで、コーナーの強さを意識しました。インパネのダッシュボードを低くして、フロントフードが見えるようにしているとことはこだわっています。またAピラー下のベルトラインについては視界の良さを確保し、充電口の横にはデジタル式の充電残量がわかるインジケーターを設置しています」。
インテリアは予想以上に広かった
現行プリウスのウインドウの寝かせ方に驚かされたが、このカローラコンセプトも凄い。前出のチーフエンジニアは「プリウス以上に薄くしました」。これだけ寝かせたウインドウの前席に座ると圧迫されると思いきや、実際に乗ってみるとそれほど感じない。
室内は4座独立式で、運転席は運転に集中できるように視界のよさを追求し、助手席はゆったり座り、エンターテイメントが楽しめるように大画面のモニターを設置。後席は余裕のある居住空間で、ラウンジのような照明などで包まれる感覚。4座それぞれ快適に過ごせるように設計されている。
全体的なプロポーションは、4ドアのファストバックスタイルだが、現行のカローラシリーズと同様、ハッチバックやSUVにもバリエーションが増えていくという。
まだまだコンセプトモデルで発売時期までは追うことはできなかったが、おそらく3~4年後にはプリウスに似たデザインのカローラシリーズが発売されるのではないだろうか。カッコいいカローラ、待ってます!















コメント
コメントの使い方トヨタは完全に「挑戦のメーカー」になった。売れた分を新たな挑戦に投資していく方針。
これだけ新しいことにチャレンジすれば、絶対に拒絶反応が出る。理不尽に叩かれる。
しかしそれでも、古いデザインに固執せずに新しくて運転しやすく快適な車を作ろう、を貫くガッツが今のトヨタにはある