新型ハイエースとタウンエースが見えた?? ハードワークもなんのその!!! トヨタ商用車の未来は明るいぞ

新型ハイエースとタウンエースが見えた?? ハードワークもなんのその!!! トヨタ商用車の未来は明るいぞ

 ジャパンモビリティショー2025にて、初登場となったハイエースコンセプト。長らく続いた現行型に、このコンセプトカーが終止符を打つこととなるのか。トヨタ商用モデルの未来が見えてきたぞ。

文:佐々木 亘/写真:トヨタ、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】商用バンの未来系!! これからの「街から街へ」を支える新型ハイエース&カヨイバコのコンセプト大公開!!(16枚)画像ギャラリー
▲再生回数爆上がり! ベストカーWeb塩川編集長が次期ハイエースとタウンエースを深掘り!!

ハイエースにはロー&ハイルーフ! フロントマスクが超カッコいい!

従来のハイエースよりもフロントの立体感が増して安全性も増してそうだ
従来のハイエースよりもフロントの立体感が増して安全性も増してそうだ

 ジャパンモビリティショー2025のトヨタブースで公開された「ハイエースコンセプト」。2004年から続く現行の200系ハイエースの意思を継ぐ、次期型モデルと考えていいだろう。

 海外で活躍する300系とは大きく異なり、セミボンネット型に見えるボディだがフロントノーズは大きく削られており、200系のキャブオーバーと操作感はほとんど変わらなそう。リアオーバーハングも200系とほぼ変わらないか、若干長くなった印象だ。

 ハイエースとしての使いやすさや運転のしやすさは残しつつ、正常進化した形がハイエースコンセプト。フロントマスクは同時発表のKAYOIBAKO(カヨイバコ)とほぼ同じように見えるのだが、サイドビューにはフロントドアとリアドアの間に、LEDパネルが埋め込まれており特別感が加わった。ハイエースコンセプトは、色々な情報を車外に発信することができるのだ。

なんだかリアもすごいぞ!?

なんとリアにはモニターが!! これにはおどろき
なんとリアにはモニターが!! これにはおどろき

 会場にはハイルーフのハイエースコンセプトも展示されており、こちらは移動式の診療所をイメージしたものとなっていた。リアウィンドウや車内には大型のLEDモニターが搭載されており、車内モニターでは医師のオンライン診療が可能となっている。

 ハイエースコンセプトは、アイシスで話題になったパノラマオープンドアよろしく、Bピラーがスライドドアへ内蔵されている模様。大きなドア開口部で、無限大の使い方が考えられるだろう。

 診療車になっていたハイエースコンセプトのドアLEDパネルには、診療順が示されており、自分があとどのくらいで診察してもらえるのかが掲示されていた。このハイエースが実現すれば、病院や医療の在り方も大きく変わるかもしれない。

 また、動く診療所のハイエースコンセプトは、今後トヨタの救急車専用車「ハイメディック」にも転用されていきそう。救急車の中でいち早く診療が受けられる、そんな未来も新たなハイエースが運んできてくれるかもしれないぞ。

大きなクルマが行けないところへ! ラストワンマイルを運ぶカヨイバコ

これからの物流を支えてくる存在になる!?
これからの物流を支えてくる存在になる!?

 2023年のジャパンモビリティショーでも登場したKAYOIBAKO(カヨイバコ)が、今年も壇上に登場した。全長4mを切る、ラストワンマイルを運ぶため、日本の道路へアジャストした商用モデルは、さらなる進化を遂げている。

 「あなたが行けないなら、モビリティが会いに行く」これがカヨイバコに課された使命。段ボールにいろいろなサイズがあるように、カヨイバコにもいろいろなサイズがあるという。XLやSサイズなど、プレスカンファレンスでは6種類の大きさの違うカヨイバコを確認することが出来た。小さなカヨイバコはダイハツが作り、大きなカヨイバコはトヨタが作る。それぞれがどのような仕上がりになるのか、これから楽しみだ。

 トヨタにとって商用モデルは、クルマづくりの基礎根幹である。G1型トラックが商用モデルの原点だ。自動車づくりへの挑戦を始めたばかりの頃、豊田喜一郎は故障のたびに現場へ駆けつけた。現地現物のエンジニア魂はハイエースにもカヨイバコにも引き継がれている。

 乗用車はもちろんだが、商用モデルのこれからの展開も楽しみになってきたトヨタ。特に次期型ハイエースは、様々なパワートレインで導入されそう。トヨタの言う「生活を止めない」クルマたちが、これからも活躍していく。

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