今回、ホンダはAcura(アキュラ)ブランドの次世代EV、「Acura(アキュラ)RSXプロトタイプ」を日本初公開。ただ単に海外仕様車を日本で発表しただけなのか、それとも日本で発売するからなのか、レクサスのようにアキュラブランドを日本で展開するのか、ほんとのところを聞いてみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
ホンダのハイパフォーマンスブランド「Acura(アキュラ)」が日本で展開?
ホンダはジャパンモビリティショーで、突如、ホンダが北米で展開しているハイパフォーマンスブランド、Acura(アキュラ)の次世代EV「Acura(アキュラ) RSXプロトタイプ」を発表した。
なぜここでアキュラの次世代BEVを日本で公開したのか、その意図はなにか?
プレスカンファレンスでは、アキュラRSXプロトライプについて三部敏宏社長は「カッコいいデザインだが、北米向けのモデルなのでみなさんが欲しいと言えば、国内にも投入を考えたいと思っています。ぜひ感想をお聞かせ下さい」という異例の発言に驚かされた。
つまり、このジャパンモビリティショーに出展しているアキュラRSXプロトタイプの反響が大きければ日本発売もありえるということだ。
これはあくまでも推測でしかないが、トヨタが逆輸入車の日本販売を検討中ということもあり、ホンダもオハイオ州メアリズビル工場で生産されるアキュラRSXを逆輸入し、アメリカの貿易赤字の是正を解決したいという意図があるのではないだろうか。
たしかにホンダはかつて、逆輸入車のUSアコードクーペやアコードワゴンのほか、アキュラバッジが付いているアキュラMDXをホンダバッジに変えて売ったことがあった。
洗練されたデザインで、日本で発売すればレクサスキラーになるかも
ではアキュラRSXプロトタイプがどんなクルマなのか見ていこう。2025年8月に開催された「モントレー・カーウィーク」にて世界公開されたミドルサイズのBEV。
ホンダの次世代EVプラットフォームを採用する第一弾となるモデルで、北米での発売は2026年後半を予定しているという。
また2025年CESで発表された新開発の独自OS「ASIMO OS」を搭載したことで話題となった。このOSはユーザーひとりひとりの好みや運転行動を学習して、個人ごとに最適化された移動体験を実現できるという。
フロントマスクは、アキュラブランドのデザイン流儀、ダイヤモンド・ペンタゴン・デザインを進化させ、シャープな形状のデイタイムランニングライトと、低い位置に配置されたLEDヘッドライトによって、上下分割型のヘッドライトが特徴。フロントフード中央突端にはアキュラブランドのAマークが付いている。
張り出したホイールアーチと21インチの大径ホイール、タイヤが車体の四隅に配置されたロングホイールベースならではのスポーティなクーペSUVスタイルが忖度なしにカッコいい。
パワートレーンはパワフルなデュアルモーターを備えたAWDのBEV。低重心設計をはじめ、スポーティな味付けのダブルウィッシュボーン式サスペンションやブレンボ製ブレーキが装着されるなど、走りのよさも強調されている。
実車を見ると、塊感のあるフォルムに圧倒される。レクサスRZやアリアなどがライバルとなるが、これだけの押し出し感があれば、勝負できるのではと感じた。
ジャパンモビリティショーでの反響次第では、日本販売もありえる……とのことだから、期待して待っていよう!






コメント
コメントの使い方ホンダに限った話では無いですが、EVという時点で販売的成功は見込めないですよね。
「なんだ、EVか」
ってなってしまう。
ホンダもトヨタに負けない素晴らしいクルマを作れるチカラがあるって事を見せてください応援してます
商品化されるとしてもホンダブランドで商品化するであろうな🙄
どうしても、どこか他で見た物の寄せ集めに映る。たぶんシルエット自体には目新しさがないからだ