ロボットは優しくて、人助けをしてくれる。こんなイメージを持つようになったのも、きっと『鉄腕アトム』がいたからではないだろうか?
言わずと知れた手塚治虫先生の名作だが、今年4月以降はなんとそのアトムを自宅に招くことができるらしい。異色のコラボで生まれる”ATOM”を紹介。
文:ベストカー編集部
PHOTO:講談社
初出:ベストカー2017年4月10日号
心優しいATOMがなんと自宅で家族の一員に!?
今回の「これは珍なり」は久しぶりにクルマ以外の話題でロボットがテーマ。ロボットとひと言で言っても、皆さんのなかにはそれぞれ好きなロボットがいることだろう。
そのなかでも、多くのおじさまが憧れたのが『鉄腕アトム』ではないだろうか?
手塚治虫先生の描く人型のロボットは礼儀正しく、正義の味方。人間が描く理想のロボット像を実現しているのが『鉄腕アトム』だ。
人類の味方でもある鉄腕アトムは未だ生まれていない。おしゃべりをして、10万馬力の力持ちの心優しいロボットだから、きっと開発にも相当時間がかかるのだろう。
そんなことを思っていたら講談社がなんと「週刊鉄腕アトムを作ろう!」を創刊するというではないか(←なんてグッドタイミング!)。”ATOM”と名付けられたそのロボット、話を聞くだけでもとても凄そうなので、迫ってみたい。
「週刊鉄腕アトムを作ろう!」は4月4日に創刊する。全70巻構成で、当然ながらすべて買わないとATOMは完成しない。
完成したATOMは本物のロボットで可動式。なんと最大12名の顔を認識して会話もできるという。人工知能を搭載しているからポテンシャルはかなり高い。
現段階で発表されているのは前述の会話や顔認識ばかりではなく、顔を識別して誕生日のお祝いメッセージを伝えたり、バースデーソングを歌ってくれたり、さらには自己診断までしてしまうという。
もはやロボットという括りではなく”家族”として迎えたくなる存在になりそう。
ATOMのサイズは全長44cm、体重1400g。かなりずっしり感があるはずだ。外部素材はプラスチック(ABS)で、アニメ『鉄腕アトム』のように胴体内部にはメカがギッシリ搭載されている。
さらにこだわりポイントとして、ATOMの声は2003年版のアニメ『鉄腕アトム』でアトム役を務めた、声優の津村まことさんという贅沢ぶり。
アニメ版の鉄腕アトムが好きなおじさまにもたまらない構成になっているのも見逃せないポイント。
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