デートカー復活で大歓喜!! 燃費は良好!? ホンダ プレリュードを公道で試してみた

デートカー復活で大歓喜!! 燃費は良好!? ホンダ プレリュードを公道で試してみた

 2023年のジャパンモビリティショーでのコンセプトモデルの公開以来、待ちに待ったホンダ プレリュードが2025年9月ついにデビュー。その興奮も醒めやらぬ9月末、新型プレリュードを公道、しかもワインディングで試乗した!!

※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:小林岳夫、ホンダ
初出:『ベストカー』2025年11月26日号

【画像ギャラリー】高速道路もワインディングも華麗に舞う!! 意のままに気持ちよく走れる新型ホンダ プレリュード(20枚)画像ギャラリー

新型プレリュードはワインディングでも気持ちいい!

新型ホンダ プレリュード。ハイブリッドとスポーツ性を見事に融合させた新しいクーペ。ワインディングでもクリーンで爽快な走りを披露した
新型ホンダ プレリュード。ハイブリッドとスポーツ性を見事に融合させた新しいクーペ。ワインディングでもクリーンで爽快な走りを披露した

 新型プレリュードには「スポーツ」「GT」「コンフォート」という3つのドライブモードがある。

 一般道から高速まで、公道を走って強く感じたことは、そのうちの「GT」モードの気持ちよさだ。

 整備されたクローズドコースとは違い、一般道では、思わぬ凸凹や轍に出会う。そんな時の振る舞いも考えてクルマを走らせると、スポーツモードではややナーバスすぎる。コンフォートモードは悪くないのだが、メーター表示なども含めて、もう少し「アゲ」感があってもいい。

 となると選択はGTモード一択になる。文字どおりロングドライブを快活にこなすためのセッティングだ。

 スポーツハイブリッドというパワーユニットのキャラクターとも相まって、GTモードの走りは実に爽快だった。

 高速道路ではタン、タンと気持ちよく継ぎ目をいなし、しゃっきりとした乗り味。峠道では路面の状況をしっかりと伝えつつ、思わぬうねりなどに懐深く反応し、舵が乱されない。

 旋回運動を生むアジャイルハンドリングアシストは攻めた走りをせずとも効果があり、切れば切った分ノーズがインを向く「無双感」を味わわせてくれた。

高速道路でADASもチェック。前方の状況に追随した巧みな加減速も現代のGT性能といえる
高速道路でADASもチェック。前方の状況に追随した巧みな加減速も現代のGT性能といえる

 高速道路ではADASも試してみたのだが、他車が割り込んだり、前走車が離脱した時の加減速が巧みで、ストレスフリーだった。これも立派なGT性能に違いない。

 いっぽうACCをオンにすると、やる気モードの「S+シフト」が解除される仕様も発見(逆にS+シフトを選ぶとACCがキャンセルされる)。サウンドを楽しみたい時もあるので、共存してもいいとも思った。

 試乗を終えて拠点に戻って、やっぱりプレリュードは優雅さが大事という結論に達したのだが、となると前席シートとリアハッチゲートは電動化すべきかも、とも感じた。この点は今後の改良に期待しよう。

月販目標300台に対して……2400台を受注済み!

ホンダの三部社長も買っちゃった!
ホンダの三部社長も買っちゃった!

 新型プレリュードの月販目標は300台だが、発売1カ月で2400台の受注を記録し、今後は増産も予定するとのこと。外装色は白が63%と圧倒的だが、ホンダ三部社長は赤を購入したそうだ。

●ホンダ プレリュードの注目ポイント
・ハイブリッドユニットを考え抜いたスポーティな運転制御「S+シフト」
・公道でも旋回性のよさが体感できるアジャイルハンドリングアシスト
・良好な燃費。高速クルージングなら余裕で20km/L越え!

●ホンダ プレリュード 主要諸元
・全長×全幅×全高:4520×1880×1355mm
・ホイールベース:2605mm
・車両重量:1460kg
・パワーユニット:直4 DOHC+2モーターハイブリッド
・エンジン排気量:1993cc
・エンジン最高出力:141ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:18.6kgm/4500rpm
・モーター最高出力:184ps/5000-6000rpm
・モーター最高トルク:32.1kgm/0-2000rpm
・タイヤサイズ:235/40R19

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