2025年現在、日本の本格クロカンといえばトヨタ ランドクルーザーファミリーの独占状態だが、ジャパンモビリティショー2025にて、2027年に日産 パトロールが日本で発売されるとの発表があった。少し気が早いが比較してみよう!!
※本稿は2025年11月のものです
文:橋本洋平/写真:ベストカー編集部、日産、トヨタ
初出:『ベストカー』2025年12月26日号
大型ラグジュアリーSUV対決
「ランクル300のガソリン車とパトロールの対決」といっても、ランクルのガソリン車は現在受注停止。パトロールは日本での発売が決定したというが、それは2027年度とのこと。いずれにしても買えないクルマのお話である。けれども買えたらどんな世界が待っているのかを探る。
2024年末、サウジアラビアで試乗してきたパトロールは、ランクル300をライバル視していることを隠していなかった。
ホイールベースはランクルより225mmも長い3075mmとしながらも、アプローチアングルをはじめとする数値はランクル300超えを宣言。エアサスを使い車高を上下することでホイールベースが長くても悪路を走れるようにしたことがポイント。四輪独立懸架としたところもランクルとは違う。
オンロードでは車高を下げて安定感ある走りを実現。ホイールベースの長さもあって、200km/h超でも安定感は高い。Zベースで排気量3.5Lツインターボのトルクも力強くぶっ飛べる。オンロードならコッチ。
ランクルは悪路走破性を素性のよさで実現していくタイプであり、リアをトレーリングリンク車軸式としたところも特徴だ。短いホイールベースで腹下を擦りにくいこともランクルらしさか?
動力性能についてはトルクもパワーもパトロールに譲る形だ。走れば紛れもなくオフロード志向。オンロードの快適性はソコソコ。悪路はコッチか!?
すべてにわたりパトロール優勢!?
極悪路での走破性や堅牢性ならランクルだが、オンロードでの高速巡航性能ならパトロールのエアサスが快適。



















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