EVの時代は本当に来ているのか!? 2025年上半期、日本の新車販売に占めるBEV比率はわずか1.4%。しかも前年よりダウン……。メーカーの戦略見直しも進むなか、日本でEVが広がらない本当の理由とは? 数字が語るリアルに迫る!
※本稿は2025年12月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、ホンダ
初出:『ベストカー』2026年1月26日号
むしろ「伸びる理由」が見つからない!?
ここ数年、BEVの需要の伸び悩みが世界的に話題となっていた。2025年も状況は変わらず、電動化計画を見直すメーカーも国内外問わず散見されている。日本国内の新車販売台数に占めるBEVの割合もお寒い状況となっているようだ。
2025年上半期の新車(乗用車)販売台数に占めるBEVの比率はわずか1.4%。しかも前年同期を0.3%下まわる。
その理由はBEVの車種が圧倒的に少ないからだ。国内の小型/普通車シェアが50%を超えるトヨタでも、現時点で購入できるBEVはbZ4X、レクサス RZくらいだ。これではBEVが欲しくても好みに合うクルマが見つからない。
さらに日本では総世帯数の約40%が集合住宅に住んでいるので、自宅に充電設備を設置しにくい。
BEVを普及させるには、一戸建ての世帯がセカンドカーとして使う軽自動車とコンパクトカーを増やす必要がある。しかしホンダは、N-ONE e:を投入したとはいえホンダ eを廃止している。これではBEVが売れなくて当然だ。
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