近ごろ「放置竹林」という言葉をよく聞く。手入れがされずに半野生化した竹林をこう呼ぶらしい。そんな放置竹林を撲滅する強力な秘密兵器が登場した。油圧シャベルの先っぽにつけて使う破砕機、その名も「タケカルゴン」。ふざけた名前だけどガチですごいのよ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:タグチ工業、Adobestock
【画像ギャラリー】タケカルゴンの4面使えるブレードをアップで見て!(4枚)画像ギャラリー素人目にもヤバさが伝わる!! 竹も木もまとめて粉砕する怪物
正直に言おう。筆者は建機のド素人だ。油圧ショベルも「工事現場でよく見る黄色いやつ」くらいの認識である。そんなド素人が見ても、タケカルゴンは一発で「これはヤバい」と分かる代物だ。
タケカルゴンをひと言でいえば、産廃処理施設などにある冷蔵庫でもエアコンでも粉々に砕いてしまう破砕機を、油圧ショベルのアームの先にくっつけたものと思ってほしい。このアタッチメントは専門用語でマルチャー(切り株切削機)と呼ぶのだそうだ。
タケカルゴンは竹はもちろん大径木や切り株まで破砕できる林業用マルチャーで、開発したのは岡山県のタグチ工業。名前のインパクトに反して中身は超本格派だ。専用ブレードで対象物をなぎ倒し、そのまま細かく粉砕。放置竹林で問題となる密集した竹も、まとめて処理できるというから恐ろしい。
気になる人は、ぜひタケカルゴンのYouTube動画を見て欲しい。油圧ショベルを持っていなくても、その能力にホレボレするはずだ。
ちなみに1系統配管で使用でき、ドレン配管が不要という点がプロから見た魅力らしい。つまり対応する油圧ショベルの幅が広く、現場を選ばない。素人目線で言えば「余計な準備がいらず、すぐ使える」のはかなりありがたいポイントである。
名前はふざけてるが中身は国交省お墨付きの実力派
さらに驚いたのが装備の充実ぶりだ。リモコン操作可能なシャッターを搭載し、竹や木を倒すときは開、破砕時は閉にすることで飛散を防止。安全面までしっかり考えられている。
竹を砕くブレードは4面使用が可能で、摩耗しても向きを変えればOK。ボルトオン式なので現場で交換でき、メンテナンスコストも抑えられる。こういう「現場ファースト」な設計思想は、使う人にとってかなり重要だろう。
また、完全油圧式ワンキャッチ プラス対応仕様も用意され、キャビンから降りずにアタッチメント交換が可能。草刈り用のクサカルゴン(!)と併用すれば、雑草から竹やぶまで1台で対応できる。
しかもこのシリーズ、国土交通省のNETISに登録済み。つまり国が「新技術」と認めたガチ装備というわけだ。
放置竹林は景観悪化や獣害の原因にもなる社会問題。その最前線に、タケカルゴンという名の強力兵器が投入された。名前で笑って、性能でひっくり返る。これは間違いなく本物である。
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