「ナナまも」ってなんだ? あの巨大ランドマークが交通安全のシンボルに! トヨタ・モビリティ基金の活動が加速する(後編)【PR】

「ナナまも」ってなんだ? あの巨大ランドマークが交通安全のシンボルに! トヨタ・モビリティ基金の活動が加速する(後編)

 トヨタ・モビリティ基金(TMF)は交通事故ゼロに向け、さまざまな啓発活動を行っている。なかでも特に力を入れているのが小学校低学年の児童を交通事故から守る取り組みだ。名古屋駅のランドマーク「ナナちゃん」とコラボしたプロジェクト「ナナまも」など、ユニークで本気度の高い活動の舞台裏に迫る。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ・モビリティ基金

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「魔の7歳」と呼ばれるほど7歳前後の交通事故が多いのはなぜ?

グラフでわかるように歩行者に限ると死傷者数は7歳前後が突出している
グラフでわかるように歩行者に限ると死傷者数は7歳前後が突出している

 2025年の全国の交通事故死者数は2547人。前年比116人減、負傷者数は33万8294人と前年から6101人減少した。この10年間で死者数は約35%、負傷者数も約55%減少している計算だ。

 子ども、特に小学生に目を向けると、2024年の交通事故死傷者数は686人。こちらも10年前と比較して42.1%減少している。

 全体数は減っているものの、データからはある顕著な傾向が浮かび上がる。歩行者に限ると、7歳前後の死傷者数が突出しているのだ。

 なぜ「7歳」なのか? 幼稚園・保育園から小学校に上がるこの時期は、子どもの自立心が芽生え、行動範囲が広がるタイミングだ。しかし、距離感や音、クルマの速度を正確に判断する認知能力が育つのはおおむね10歳頃とされる。

 さらに、小学校入学を機に保護者の付き添いがなくなり、子供たちだけで登下校するようになる。この「能力の発達」と「環境の変化」のギャップが、事故のリスクを高めていると考えられている。

 つまり、この「7歳」を事故から守ることこそが、小学生全体の交通事故死傷者を減らすためのカギとなる。

  では具体的にどう守るのか? 前回に引き続き、トヨタ・モビリティ基金の(TMF)のプログラム・ディレクターの八木健一氏に話を伺った。

データを解析し、親子で「ヒヤリハット」を疑似体験

TMFは子どもがVRを付け仮想空間で交通環境を学ぶ体験会に力を入れている
TMFは子どもがVRを付け仮想空間で交通環境を学ぶ体験会に力を入れている

 TMFはデータ解析により、子どもが事故に遭いやすい危険なポイントを「可視化」する活動を行っている。

 「歩行中の小学生の事故原因で最も多いのが『飛び出し』です。具体的にどんなところに危険が潜んでいるのか? ヒヤリハットの経験をリサーチし、リスク評価を行って地図上に示したのが『ヒヤリハットマップ』です。2025年末までに豊田市や名古屋市をはじめ、全国12の自治体が活用しています」

 八木氏は、子どもやドライバーの真の状態を再現し、それを正しく活用することが有効であると語る。

 「小学校低学年のお子さんは身長が低く、視界も狭い。また、クルマのスピードに対する経験値も不足しています。お子さん自身が主体的に危険を認知し、回避する能力を身に着けるには、親のサポートが不可欠です。親はドライビングシミュレータによって、お子さんがどう見えるかを確認し、お子さんはVRゴーグルを装着してクルマのスピードや距離がどう見えるか、バーチャルで体験できるシステムを開発し、各地で体験会を開いています」

 これは「VR空間における親子交通安全体験会」と名付けられ、トヨタテクニカルディペロップメント(TTDC)の協力のもと、デジタルツイン(仮想空間)を用いて親子に「ヒヤリハット」を体験してもらうものだ。

 筆者もこのVR体験会を取材したことがあるが、親が「ドライバー視点」と歩行者である「子どもの視点」の両方を体験でき、さらにモニターで双方の位置関係を俯瞰できるのが特徴だ。参加したお子さんたちからは「クルマからは自分が見えないんだね。危ないと思った!」という声が上がり、親からも「ブレーキ音までリアル! 帰りの運転から気を付けます!」といった感想が聞かれた。

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