己の心に湧いた怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」。運転していて周りのドライバーに腹が立った時、6秒ルールと魔法の言葉で怒りを鎮めれば世界は平和になる。ご存知清水草一氏が、状況別に怒りを鎮めるワードを伝授!!
※本稿は2026年1月のものです
文:清水草一/写真:AdobeStock(トップ画像=metamorworks@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
怒りのパターンその1:スラローム
ここで言う「スラローム」は、高速道路などで右に左に車線変更を繰り返し、クルマの間をスラロームのように抜け、少しでも前に行こうとする、ダボハゼ的な運転を指す。
「実際速ければ、通り過ぎるだけだからまだいいんですが、結局ぜんぜん速くないから、いつまでも自分のまわりをウロチョロしてるんですよ。見てるだけでムカッとします!」(W氏)
スラローム野郎は、前のクルマに引っかかるとイライラしてアオリもかますから、ダブルで下品。実に腹立たしい。しかし、勝手にイライラしてる彼が、もしも「大が漏れそうでトイレに急いでいる人」だとしたらどうだろう。
凄くカワイソーだし、応援したくなってこないか? ひょっとすると、すでに少しだけ漏れているかもしれない。ついでに小まで漏れてるかも! 大が出ると小も出るもんだから! そんな想像をすると、怒りが笑いに変わる。ガンバレ~(笑)!
●怒りの回避語例……「大が漏れそうなのかも……」
怒りのパターンその2:ヘタクソ
クルマ好きは運転がうまい(と自分では思っている)。クルマ好きにとって、ドラテクは人物評価の柱。運転のうまいヘタで、人格まで判断してしまったりする。
運転がヘタクソなドライバーは、路上ではただのダメ人間。それを自覚してないのは最悪! 社会のメーワクだと思っている。
こうやって記述してみると、それが完全に間違った考えだということがわかる。それは例えば「駅の階段を上るのが遅いヤツは社会のメーワク」と言っているようなものだ。
しかしそれでもつい、前走車がヘタクソだと頭に来て、「もう一度教習所行け!」とか思ってしまう。「なんでここでブレーキ踏むの!?」「なんでさっさと右折しないの!?」「なんで上り坂でアクセル踏まないの!?」など、イライラしながら罵っている。
「一番イライラするのは、駐車がヘタなヤツですね。スーパーの駐車場とかで何度も何度も切り返しして、通路を通せんぼしてるドライバーは、メーワクだから免許を返納してもらいたいですよ!」(W氏)
気持ちはわかる。わかるけど、人によって運動神経は千差万別。この世にヘタクソがいるのは当然だ。
では、どうするか? ヘタクソなドライバーにイライラしたら、「オレだって、野球は大谷翔平よりヘタだからな」と考えよう。大谷君は、自分より野球がヘタな人に「ヘタクソ! もうヤメロ!」なんて言わないだろう。
そしてモタモタ走る老人ドライバーにイライラしたら、「オレもいずれああなるんだよな……」とつぶやこう。瞬時に怒りは去っていく。誰だって身体能力が衰えればヘタになるさ!
●怒りの回避語例……「オレだって、野球は大谷翔平よりヘタだからな」「オレもいずれああなるかも……」
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