補助金が早ければ5月末で枯渇! 第三次オイルショック!? 節約上等!! 燃費をよくするためのエコ運転術とは

補助金が早ければ5月末で枯渇! 第三次オイルショック!? 節約上等!! 燃費をよくするためのエコ運転術とは

 4月2日以降に石油元売り各社に支給されているガソリン補助金は1リッターあたり49.8円。レギュラーガソリン全国平均価格が170.2円と、かろうじて政府目標の170円程度を達成したが、このまま50円程度の補助金が続けば早ければ5月末に枯渇してしまうという。補助金がなくなれば200円時代はすぐそこ! もはや自衛手段しかない。節約および燃費をよくするための運転をするしかない!

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、Adobe Stock

早ければ5月末に補助金1兆800億円が枯渇! 政府はどう対応?

 第一次オイルショックの際、時の政府は国民に対し、石油節約運動を呼び掛けたが、今回は国民への節約要請はまだない(出典:首相官邸)
 第一次オイルショックの際、時の政府は国民に対し、石油節約運動を呼び掛けたが、今回は国民への節約要請はまだない(出典:首相官邸)

 イラン情勢の影響で、3月26日から石油元売り各社へ支給されたガソリンへの補助金は3月19~25日に1Lあたり30.2円、1週間ごとに見直され、26日~4月1日は48.1円、2日以降は49.8円支給している。補助金のおかげでレギュラーガソリンの全国平均価格は170.2円(4月1日現在)を達成している。

 2025年12月31日に暫定税率が廃止されたが、廃止直後の2026年1月のレギュラーガソリン全国平均価格は150.9円。4月6日時点(4月8日石油情報センター発表)では、レギュラーガソリンが167.4円(前週比-2.8円)、ハイオクガソリンが178.3円(前週比-2.6円)と3週連続で値下がり傾向が続いている。

 今後も補助金が50円程度の水準が続くと、基金から月5000億円程度が必要になり、補助の財源となる基金は1兆800億円がたった2カ月、5月末~6月に枯渇することになる。

 ガソリン枯渇という不安が広がるなか、高市首相は 「日本には約8か月分の石油備蓄があり、代替調達の進展の結果、備蓄放出量を抑えながらも年を越えて石油の供給を確保できるめどがつきました」と発言。

 今後の原油価格も見通せない状況だ。トランプ大統領はイランに対し、交渉期限までに合意しなければ攻撃をすると警告、その発言を受け、4月6日のニューヨーク原油市場は、原油価格の指標となるWTI原油先物価格が一時1ドル114ドルまで上昇、終値は112.41ドルと3年10カ月ぶりの高値となった。

 4月7日にはトランプ大統領が「イランへの攻撃を2週間停止することで合意した」との発言、これを受け、WTI原油先物価格は1バレル91ドル台を暴落した。

 またイラン攻撃後、日本関係船45隻のうち、ホルムズ海峡を通過したのは3隻。停戦によって日本関係船が通常通りの運航になればガソリン価格が下がってくるのだろうか、先行き不透明だ。

 政府は追加予算の投入を検討しているが、それでも枯渇する可能性があるため、補助金の縮小や電力・燃料の節約要請が検討され始めている。

 そもそも中東地域に94%頼っている原油供給の他地域への代替えを加速をしていかないと不安が拭えない。代替調達については前年比2割以上、5月には過半数の代替調達にめどがついたとし、代替調達率をさらに引き上げるべく、産油国への働きかけを官民連携で取り組むとしている。

 レギュラーガソリン200円時代がすぐそこまで来ている……。

下り坂でニュートラルに入れると燃費がよくなる?

下り坂でエンジンブレーキをかけていると燃費を悪化させると思い、Nレンジに入れる人がいるがそれは大きな間違い
下り坂でエンジンブレーキをかけていると燃費を悪化させると思い、Nレンジに入れる人がいるがそれは大きな間違い

 ここまでガソリン価格が高騰すると自衛手段として、もはや燃費をよくする運転をするしかない。まずはよく聞く「下り坂を走行中Nレンジで走行すると、燃費がよくなるのか」は正しいのだろうか?

 平坦な道を走行中、アクセルオフにすると減速度を感じると思うが、一般的なガソリン車では、Dレンジ(MT車ではニュートラル以外のギア)で走行中にアクセルオフにすると、燃料カットの制御が入り、燃料の噴射が止まる仕組みとなっている。さらにシフトダウンを行うと、エンジンはポンピングロスを起こして「回転抵抗」が強く働く。そうなると、クルマには減速する方向に力がかかる。

 燃料カットの制御は、設定されたエンジン回転数よりも小さくなると解除され、アイドリング時の燃料噴射量となるが、それまでは燃料消費はしない。しかし、Nレンジで走行すると、エンジンはアイドルを維持するため、アイドリング時の燃料噴射量で燃料は消費される。下り坂をNレンジで走行すると、エンジンブレーキを使用したときと比較して、若干ではあるが燃費は悪化してしまう。

 またシフトダウンをすると、エンジン回転が上昇し、燃料を多く使っていると勘違いをし、敬遠する人もいるようだが、実際は燃料カットの制御によって、(設定された回転数までは)燃料消費は行われない。「エンジンブレーキ使用」という看板がある長い下り坂では、その注意書きに従ってしっかりシフトダウンとアクセルオフでエンジンブレーキを効かせ、走行するようにしてほしい。

 結論、下り坂でニュートラルに入れる操作は、アイドリング回転分の燃料は消費し続けているため、逆に燃費は悪化する。

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