新社会人たちは仕事にもだんだん慣れ、季節的にも過ごしやすくなり、そろそろ初めてのクルマでも買おうかなあ……という頃だろう。この人が若い頃、初めて手に入れた自分の愛車はなんだったのだろうか? 渡辺陽一郎氏にきいてみた。
※本稿は2026年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
渡辺陽一郎氏の初めてのクルマ
●渡辺陽一郎氏の主な愛車遍歴
・3代目カローラセダン
・KP61スターレット
・VW ゴルフGTD(初代)
・2代目マーチ
・VW ヴェントVR6
最初の愛車を買ったのは、大学1年生だった1981年で「クルマ選び5つの条件」を設定した。
(1)4ドアセダン
(2)全長は4m以下
(3)後輪駆動
(4)高性能エンジンを搭載
(5)価格は30万円以下
というもの。私は昔から、地味な実用車なのに意外に速いクルマが好きだ。
貧乏学生だから、30万円で買えるコンパクトな後輪駆動のスポーツセダンを探した。見つけたのが1975年式3代目カローラセダン1600GSLの4速MTだ。価格は30万円。
大幅な出力ダウンを強いられた昭和50年排出ガス規制実施直前に、トヨタが規制対策前のクルマを「駆け込み増産」して新聞で叩かれた車両だ。
エンジンは2T-BR型直列4気筒1.6LのOHVで、ツインキャブレターの装着により最高出力100馬力を6000回転で発揮した。
1速で6000回転まで引っ張り、アクセルペダルを戻さずにクラッチを蹴飛ばして2速に叩き込むと、最大トルクが発生する4200回転でクラッチミートする。
当時盛んだった信号で加速力を競うシグナルグランプリでは、排ガス規制を喰らった13B型ロータリーの1976年式マツダコスモと同等の性能だった。8ミリフィルムで自主製作映画の刑事ドラマを撮影した時は、派手なカーチェイスを演じた。
私は若い頃から理屈っぽく「クルマ選び5つの条件」を決めて愛車を選んだが、皆さんには経済的に無理のない範囲で惚れられるクルマを探してほしい。惚れた相手と一緒に過ごせるのは素晴らしいことだ。若い人たちには、今後も、そういう時代が続くように守ってほしい。
ちなみに3代目カローラセダン1600GSLに相当するクルマを強いて挙げるならマツダ3セダン20S・Sパッケージだ。今のカローラセダンはハイブリッドのみで、3代目とは異なるクルマになった。
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