四日市の新たなシンボル「よんまるテラス」が完成! しかしバスタの運営事業者は指定取り消しにより未定だと?

四日市の新たなシンボル「よんまるテラス」が完成! しかしバスタの運営事業者は指定取り消しにより未定だと?

 三重県四日市市のJR駅と近鉄駅をつなぐエリアで再開発が進行中だ。特に近鉄四日市駅周辺では「中央通り再編事業」が進められており、車道を南側に移動させて北側には直線デッキや中央通り公園、国が行うバスターミナル「バスタ四日市」が整備される。駅と公園をつなくデッキが姿を現しているが、その中心になる円形デッキが完成し供用開始している。駅周辺を散策してきたのでレポートする。

文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■近鉄四日市駅周辺等整備基本構想とは?

工事予定図
工事予定図

 まずは再開発について確認していこう。三重県でも最大人口の都市である四日市市では、平成30年12月に「近鉄四日市駅周辺等整備基本構想」をまとめ公表した。これは四日市市が中部圏域有数の産業都市として中核的役割を果たし、圏域の活力を牽引し続けていくに相応しい駅前空間の実現に向けて、基本構想をまとめたものだ。

このように見えるようになるはず
このように見えるようになるはず

 内容は主に、賑わい・もてなし空間の創出と回遊性の向上、まちづくりと連動した交通機能の配置、中央通りを活?した空間の魅力向上、以上の3点を軸にさまざまな議論が行われた。

公園や駅が有機的につながる予定
公園や駅が有機的につながる予定

 そして2021年3月には近鉄四日市駅近くでバスやタクシーなどの乗降場を集約してバスターミナルを整備する「バスタプロジェクト」の事業化が中部地方で初めて決定となった。近鉄四日市駅東側から諏訪栄町交差点までの300mについて現在駅周辺の3カ所に点在するバス乗降場を1カ所にまとめ、周辺の交差点の横断歩道を廃止して高架歩道を設置する。

夜景演出も考慮されている
夜景演出も考慮されている

 バス停は路線バス・高速バスなど計12のバス停が設けられる。現在の計画では駅前デッキから国道1号までは「西島エリア」と「東島エリア」に分けられ西島にはバス停10カ所と3棟の建物が並び、有人チケット販売やトイレ、商業施設ができる予定だ。

大規模ターミナルの工事はバス停が移設されることが多い
大規模ターミナルの工事はバス停が移設されることが多い

 東島エリアは高速バス用の2つのバス停のほか、広場として開放し待合施設と商業施設の2棟が配置されるとのことだ。またバスタへの流入車両が中央通り上で滞留することを防ぐため、両エリアをつなぐ横断デッキも整備される。

■よんまるテラス

命名「よんまるテラス」
命名「よんまるテラス」

 そんな工事中真っ只中であるが昨年12月20日駅前エリアを結ぶ円形デッキが完成した。この日には愛称も発表され、一般公募で約10000件の中から「よんまるテラス」が選ばれた。筆者が近鉄四日市駅を降りるとまず目の前に大きなデッキが見えてきた。これがその「よんまるテラス」である。

これが「よんまるテラス」だ!
これが「よんまるテラス」だ!

 市民の憩いの場所となる「まちを眺める上空のニワ」をテーマに、屋根と床の2つの円をずらしたデザインとなっておりこれまでこの位置から周辺を見渡すということはできなかったのでとてもこの眺めが新鮮だ。現在は「よんまるテラス」のみが完成しているのでここに上がるには一度横断歩道で反対側に向かう必要がある。

バス停があちらこちらに移設されまくる
バス停があちらこちらに移設されまくる

 渡るとエスカレーターと階段、奥にはエレベーターが設置されている。現在建設中の連絡通路が完成すれば近鉄四日市駅の改札から上下移動することなく、百貨店内の連絡通路を経てデッキへと繋がることとなる。階段を上がると駅前から遠く国道1号線辺りまで見渡すことができる。高さは約6mでこれまでこうしたデッキや歩道橋もなかったので見たことのない景色を楽しむことができる。

きれいになれば不便になるのは再開発の常識?
きれいになれば不便になるのは再開発の常識?

 屋根の支柱には四日市市の伝統工芸品である「日永うちわ」をモチーフにしたデザインが採用されている。テラスを歩きながらこうした点にも注目して散策してもらいたい。また途中にはベンチやプランターも置かれておりちょっとした休憩や、座って街並みを楽しむということもできそうだ。またバスタ四日市の計画などを示したパネルがあったのだが、そこには夜間のライトアップについても書かれていた。

乗客も大変だが運転士もバス停がころころ変わり大変だ!
乗客も大変だが運転士もバス停がころころ変わり大変だ!

 それによるとデッキに備えられたフルカラーLED照明により街なかの夜を演出とあり、季節やイベントに合わせた演出が8パターン用意されているということだった。演出時間は日没30分後から25時まで、毎時0分前後に行われるという。季節ごと、クリスマス、年末年始、8月第1週目の土日に開催される「大四日市まつり」の日と演出されるということなので、夜の街なかの楽しみとしてぜひ見てもらいたい。

バスもあっち行ったりこっち行ったりで大変そう
バスもあっち行ったりこっち行ったりで大変そう

 よんまるテラスからJR四日市駅方向を見ると大きなスペースが確認できた。ここは計画にある「西島エリア」でバス停10カ所と3棟の建物が出来る予定だ。まだ車線の変更が終わった感じで本格的な工事はこれからのようだが徐々に出来上がる姿をここから眺められるのは嬉しいところだ。

臨時乗り場はしばらくの間「定位置」になりそうだ!
臨時乗り場はしばらくの間「定位置」になりそうだ!

 またこの奥にはアーケード屋根に沿ってバスが停車しているのも確認できたが、これは暫定的に配置されているバス停でここには三重交通6番~10番乗り場と三岐バスのバス停が設置されている。工事のフェンスに沿って走るバスの姿を見つけることができた。

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