シエンタのハイブリッドはなぜ燃費がいい? WLTC 28.4km/Lの実力を再チェック!!

シエンタのハイブリッドはなぜ燃費がいい? WLTC 28.4km/Lの実力を再チェック!!

 コンパクトミニバンなのに、燃費はかなり優秀。トヨタ シエンタのハイブリッドは、Z/Gの5人乗り2WDでWLTCモード28.4km/L、7人乗り2WDでも28.2km/Lを達成する。主力の7人乗りまでしっかり低燃費なのが大きな魅力だ。なぜここまで走れるのか?

文/写真:ベストカーWeb編集部

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7人乗りでも28.2km/L! ミニバンらしからぬ低燃費

コンパクトなボディに広い室内空間を両立しており小回りが利くため運転が非常にしやすい
コンパクトなボディに広い室内空間を両立しており小回りが利くため運転が非常にしやすい

 シエンタのハイブリッドでまず驚くのは、燃費のよさだ。WLTCモード燃費はZ/Gの5人乗り2WDが28.4km/L、7人乗り2WDが28.2km/L。Xなら7人乗り2WDで28.5km/L、5人乗り2WDで28.8km/Lとなる。タイトルの28.4km/Lは売れ筋グレードでも狙える数字であり、しかも主力の7人乗りでも大きく落ちないのがポイントだ。

 ガソリン車の2WDは5人乗りで18.4km/L、7人乗りで18.3km/L。これと比べると、ハイブリッドは約10km/Lも上回る。毎日の送迎、買い物、通勤で距離を重ねる人なら、この差はかなり大きい。

 ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm。7人乗りの室内長は2545mmで、しっかり3列シートを備える。つまりシエンタは、ただ小さいから燃費がいいだけではない。5ナンバーサイズに人も荷物も積める実用性を詰め込みながら、燃費もきちんと稼いでいるのがうまい。

モーター走行と回生ブレーキが街乗りで効く

走行性能は優れた小回りと高速道路などでの高い直進安定性が特徴だ
走行性能は優れた小回りと高速道路などでの高い直進安定性が特徴だ

 シエンタのハイブリッドが燃費に強い理由は、1.5LのM15A-FXE型エンジンとモーターを組み合わせるトヨタのハイブリッドシステムにある。エンジンは最高出力91ps、フロントモーターは80psを発生。発進や低速走行ではモーターの力を活かし、減速時には回生ブレーキでエネルギーを回収する。

 この仕組みが効くのは、まさにシエンタがよく使われる街なかだ。信号、渋滞、短距離移動が多い使い方では、発進停止のたびにムダが出やすい。そこをハイブリッドがカバーする。WLTCの市街地モードでもZ/Gの7人乗り2WDは27.1km/Lと優秀で、日常使いとの相性はかなりいい。

 価格はハイブリッドX 7人乗り2WDが247万9400円から。ガソリン車より高くなるが、燃費だけでなく静かさ、発進のなめらかさ、渋滞時の扱いやすさも魅力だ。さらにハイブリッド車にはAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントをメーカーオプションで設定でき、非常時やアウトドアでの安心感も増す。

 結論として、シエンタのハイブリッドは燃費狙いだけの選択ではない。7人乗りミニバンとして使える実用性を持ちながら、毎日の移動を静かでラクにしてくれる本命仕様だ。家族で長く乗るなら、この28km/L級の低燃費はかなり強い武器になる。

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