日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営を統合する新会社アーチオンが、さる5月15日、最初の中期経営計画を発表した。両社のトラック開発および生産を集約する『統合プラットフォーム戦略』の推進で、売上高ならびに営業利益率のアップを図る。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/フルロード編集部、アーチオン
売上高11%増・営業利益率10%以上を支えるシナジー戦略
アーチオンとして初の中計は、2026~2032年度における経営目標を明示するもので、最終年度までに売上高2兆8000億円、営業利益率10%以上、販売台数28万台の達成をめざす。
これは、日野と三菱ふそうの2025年度実績を合算した数値に対して、売上高はプラス11%、営業利益率はプラス6.8ポイント、売上台数はプラス6万2000台に相当する。また、自己資本利益率15%、配当性向40%を目標としており、本年度期末決算で8円を配当することも公表した。
アーチオンの成長を支える基盤となるのが『統合プラットフォーム戦略』だ。日野、三菱ふそうが現在ラインナップしている大型トラック、中型トラック、小型トラックの全セグメントにおいて、プラットフォームの開発・生産を統合し、両社がそれぞれ展開している国内および海外の販売網に供給する。
統合プラットフォームでは、アーチオン最大の出資者であるトヨタとダイムラートラックをはじめ、国内外の有力サプライヤから技術、コンポーネント、部品などを調達することで、世界トップクラスの性能と優れたコスト競争力の両立を図る。
