スバル フォレスターに追加されたツーリングEXが、かなりいいところを突いてきた。価格は399万3000円。400万円をギリギリ切りながら、1.8L直噴ターボ、AWD、そしてアイサイトXまで搭載する。5月21日の商品改良で加わった新グレードは、本当にコスパ最強なのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】これで400万切りはデカい!! しかもハイブリッドより断然納期早いぞ(8枚)画像ギャラリー400万円切りでアイサイトX搭載はかなりインパクト大
現行フォレスターのツーリングEXは、1.8L直噴ターボを搭載するガソリンモデルの新グレードだ。価格は399万3000円。WLTCモード燃費は13.6km/Lとなる。いまやミドルSUVで400万円超えは当たり前になりつつあるが、そのなかで“399万円台”という見え方はなかなか強い。
しかも、ただ安いだけではない。ツーリングEXはアイサイトXテクノロジーを標準装備する。アイサイトXは、高速道路での運転支援をさらに進化させるスバルの先進装備だ。長距離移動や渋滞時の疲労を軽くしてくれる機能で、家族で遠出するSUVには相性がいい。
さらに12.3インチフル液晶メーターとアイサイトアシストモニターも備える。ベースのツーリングは385万円で、こちらも装備充実の買い得グレードだが、ツーリングEXとの価格差は14万3000円。この差額でアイサイトX、フル液晶メーター、アイサイトアシストモニターが加わるなら、ツーリングEXのほうがむしろ割安に見えてくる。
装備面も抜かりない。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ、運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート、アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能、運転席+助手席+後席左右のシートヒーターも備える。これで399万3000円なら、単なる入口グレードとはとても呼べない。
最上級ではないからこそ“ちょうどいい”本命グレードだ
ツーリングEXの面白さは、最上級グレードではないところにある。上にはスポーツEXの419万1000円、スポーツEXブラックセレクションの430万1000円、さらにストロングハイブリッドのXブレークS EXが452万1000円、プレミアムS EXが464万2000円と続く。つまりツーリングEXは、アイサイトX搭載車のなかではかなり買いやすい位置にいる。
もちろん、燃費を重視するならストロングハイブリッド勢が有利だ。XブレークS EXはWLTCモード燃費19.1km/L、プレミアムS EXは18.5km/Lで、ツーリングEXの13.6km/Lを上回る。さらにストロングハイブリッド搭載車はAC100V/1500Wアクセサリーコンセントを備えるなど、アウトドアや非常時の実用性でも魅力がある。
ただ、購入時の価格差は小さくない。ツーリングEXとXブレークS EXの差は52万8000円、プレミアムS EXとは64万9000円。燃費や電源機能に強くこだわるならSを選ぶ価値はあるが、ターボの力強さと価格のバランスを重視するならツーリングEXは相当に手堅い。
結論として、ツーリングEXはフォレスターの“コスパ最強候補”といっていい。400万円を切る価格で、AWD、ターボ、アイサイトX、充実した快適装備をまとめて手に入れられる。高級すぎず、物足りなくもない。新型フォレスターを現実的に狙うなら、ツーリングEXはまず最初にチェックすべき本命グレードだ。
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