アウトランダーPHEVと聞くと、雪道に強い三菱の電動SUVというイメージが真っ先に浮かぶ。だが本当の魅力は雪の日だけではない。国のCEV補助金84万円で見え方が変わる今、S-AWCの実力を改めてチェックしたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、三菱
【画像ギャラリー】S-AWC搭載アウトランダーPHEVの走行ショット公開! 7つの走行モードもスゴイぞ!(17枚)画像ギャラリー雪道だけで終わらない! S-AWCは毎日の安心感に効く
アウトランダーPHEVの価格は、5人乗りのMが529万4300円から。国のCEV補助金84万円を単純に差し引くと、445万4300円相当から見えてくる。Gは5人乗り591万300円、7人乗り600万1600円で、補助金込みならそれぞれ507万300円、516万1600円相当という見え方だ。PHEVで、SUVで、全車4WD。この内容を考えると、なかなか現実味のある数字になってくる。
その走りの核がS-AWCだ。S-AWCはSuper All Wheel Controlの略で、4輪の駆動力や制動力を制御し、安定した走りを支える三菱の看板技術。アウトランダーPHEVでは前後にモーターを持つツインモーター4WDと組み合わせ、ドライバーの操作や路面状況に応じて緻密に姿勢を整える。
もちろん雪道では心強い。だが効くのは冬だけではない。雨の高速道路、山道のカーブ、荒れた舗装路、急な回避操作など、日常の“ちょっと怖い”場面でもクルマが落ち着いて動く感覚がある。大柄なSUVなのに扱いやすく感じるのは、この制御の恩恵が大きい。
補助金込みならMも魅力。ただし本命はGの7人乗りか
数値面でもアウトランダーPHEVはなかなか強い。MはWLTCモード燃費17.6km/L、EV走行換算距離106km。G以上でも17.2km/L、102kmを確保する。普段は電気で静かに走り、遠出ではエンジンも使える。この二刀流にS-AWCの安心感が加わるから、単なるエコカーではなく“走れる電動SUV”として成立している。
価格重視ならMはかなり魅力的だ。補助金込みの見え方では450万円を切る水準で、S-AWCとPHEVの基本性能を味わえる。ただし家族のメインカーとして考えるなら、Gの7人乗りも捨てがたい。7人乗りを選べるうえ、20インチアルミ、アダプティブLEDヘッドライト、ハンズフリー機能付きエレクトリックテールゲートなど装備も充実する。
結論として、アウトランダーPHEVは雪道だけで評価するにはもったいない。S-AWCは雨の日、峠道、高速道路、家族を乗せたロングドライブまで効く“安心の土台”だ。補助金84万円を考えると、価格最優先ならM、万能性ならGの7人乗りが本命。電動SUVに走りの安心感まで求めるなら、かなり説得力のある1台だ。
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