かつてクルマ好き、今は家族のために諦めることが多い、50代以上のおじさん。子供も成人する(した)ので、若い頃のように「マニュアル車で、スポーツ走行したい!」と思う人は多い。「せめて最後のクルマくらいは好きなクルマに乗りたいぜ!」と思ったおじさんのアナタ、とっておきのクルマをおススメ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、BMW
コンパクトなFRクーペ! しかも300psオーバーの直6!
先に言っておきますが、お金を出せばいくらでもいいクルマが買える。いかに安くて理想的なクルマを求めるのが、クルマ好きの漢(おとこ)である(なんのこっちゃ)。
そりゃ金があれば、ポルシェだってフェラーリだって買えるだろう。金がないなかで、顔がほころび、胸がドキドキするクルマを選ぶかである。要はあまり背伸びせず、ほどほど楽しいクルマが令和のおじさんにはピッタリなのである。
ということで、おススメしたいのが2014年に販売されたBMW M235iクーペである。
とにかくこのM235iクーペを初めてこの目で見た時、E46型もしくはE36型M3クーペの再来かと思ったほどコンパクトに感じた。自身、肥大化一辺倒の時代にあって、これこそがかつてのM3の再来だと叫んだほどだった(大げさだが)。
ボディサイズは全長4470×全幅1775×全高1410mmと、現代のクルマでいうと、M235iクーペと全幅がまったく同じという、全長4265×全幅1775×全高1310mmのGR86に近いと言ってもいいだろう。
さて、このM235iクーペの立ち位置を見て行こう。上位モデルにはM2クーペがある。このトップモデルのBMW MモデルとBMWのレギュラーモデルの間に位置付けられるのが2012年に設立された新ブランドが「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモービルズ)」。
この年代には1シリーズのM135iと、2シリーズクーペのM235iが登場している。Mモデルほどレーシングライクではなく、毎日乗れるほどよいMモデルということになる。
このM235iクーペに乗り込んでまず感じるのは、何度も言うが、そのコンパクトなボディサイズである。F80型M3(2014~2020)やG80型M3、G84型M4は、もうデカすぎてM3じゃないなと感じていたので、M235iでワインディングを走らせた時に感じた身の丈にあった車両感覚は感動すら憶えたほどだ。
パワートレーンは326ps/45.9kgmを発生する3L直6ターボ。これに6速MTを組み合わせるのだから楽しくないはずはない。操作系は軽く、300psオーバーの直6ターボを7000rpmのレッドゾーンまで回せるMT車を操る楽しさは今でも身体が覚えている。
2016年には340ps/500Nmを発生するB58型エンジン(M235iはN55型)を搭載したM240iクーペが登場。この上には370ps/465NmのM2クーペ(後に410ps/550NmのM2コンペティション)が控えている。おじさんにはこのM235iで十分楽しめると思う。
ちなみにM235iクーペの0~100km/h加速タイムは5.0秒、M240iクーペは2004年に登場した997型カレラと同じ4.8秒、M2クーペは4.5秒。




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