月に200店舗のディーラーを訪れるという遠藤徹氏。その情報量はベストカースクープ班も舌を巻くほどだ!!
今回はトヨタの売れ筋ミニバン3姉妹マイチェン情報、フィットにホンダセンシング搭載と、盛りだくさんでお届けします。
文:遠藤徹/写真:トヨタ、ホンダ
ベストカー2017年6月26日号
5月末から夏頃を中心に発売を予定しているマイナーチェンジ車や特別仕様車など、ニューカーの新情報が入ってきています。
この夏頃はフルモデルチェンジするモデルは少なめですが、改良モデルは充実しそうです。そのほか最新の販売状況など、今回も情報満載です。
■新型ヴォクシー/ノア/エスクァイアが7/3登場
ヴォクシー/ノア/エスクァイアは7月3日にマイナーチェンジしますが、これに先立ち、従来モデルは6月19日付けでオーダーストップし、在庫一掃セールに入ります。
新シリーズはその直後から価格を決め、事前予約を開始する見込みです。従来モデルは廃止となる特別仕様車を含めて30万円以上も値引き販売するため、狙い目となっています。
ただ、今後選べるグレードやボディカラーが日を追って限定される方向にあります。
3姉妹車の在庫レベルはほぼ同様で、まだたっぷりある状況です。そのため、6月下旬~7月上旬は新旧モデルの併売状態となります。
■ルーミー/タンクが絶好調の売れゆきで3カ月待ち
ダイハツからOEM供給を受けてトヨタ全系列店で販売しているコンパクトトールワゴン「ルーミー/タンク」が絶好調の売れゆきで、両モデル合わせて月販1万台規模をコンスタントに販売していて、生産が追いつかず3カ月待ちの状況になっています。
4月の登録実績はルーミー5852台、タンク5041台、合わせて1万893台。銘柄別登録ランキングはルーミー8位、タンク11位で、ルーミーが初めてベスト10入りを果たしました。
売れ筋は両モデルとも中間グレードで安全装備「スマートアシストII」付きのGSとなっています。
なお、本家のダイハツブランド「トール」も4月は1609台を登録し、これまでの最高実績を達成しています。
■5月31日、キューブに特別仕様車を設定
日産は5月31日、キューブに特別仕様車「Vセレクション」を設定して発売します。キセノンヘッドランプを標準装備するなどしながら、お買い得価格を設定します。
■6月15日、シーマをマイナーチェンジ
日産は6月15日、シーマをマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、新グレードや新ボディカラーを設定などが主な改良点です。
■7月にキャラバンをマイナーチェンジ
日産は7月にもキャラバン(商用車&ワゴン)をマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、新グレード&新ボディカラーの設定で商品ラインアップを強化する予定です。
■フィット、シャトル、グレイスにホンダセンシング標準装備車を設定
ホンダは6月29日、フィットをマイナーチェンジして、安全パッケージ「ホンダセンシング」標準装備車を設定します。
その後、基本コンポーネンツを共有する4ドアセダンのグレイスを7月上旬、ステーションワゴンのシャトルを8月、それぞれマイナーチェンジして同様の装備を採用します。
フィットは内外装のデザインを変更しますが、グリルに横桟メッキ加飾を加えたり、LEDヘッドランプを採用する程度で、外観は大幅な変更ではありません。
しかしながらメカニズムはエンジン、トランスミッション、足回りが見直されて加速性、静粛性、燃費などが向上します。それに、ホンダセンシングの標準装備車設定で安全対策も上級車並みに強化されます。
シャトル、グレイスも同様の改良が実施され、同社のコンパクトカーラインアップはすべて最新メカニズムが導入されることになります。改良型フィットはホンダディーラーで予約を開始しているので、問い合わせてみましょう。
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