もうね、正直ビックリしました。そう、プレミアムSUVタイヤのアドバンV61が感動レベルの乗り味だったんです。このタイヤを日産エクストレイルに履かせたのだが、ピタっと路面に吸い付きながら狙ったラインを思い通りに走れちゃうんです。タイヤ初心者の若手とタイヤ名人のセンパイという凸凹コンビでテスト。SUV乗りのみなさん、これ一見の価値アリです。
文:ベストカーWeb編集部/写真:奥隅圭之/撮影協力:日産東京販売株式会社荻窪店
【画像ギャラリー】都会派SUVにピッタリ! エクストレイルの性能をさらに上げたアドバンV61がコレ!(10枚)画像ギャラリーアドバンが誇るSUV専用タイヤ!! とはいえ重心高いSUVはどうなる!?
アドバンといえば我らがヨコハマタイヤが擁するスポーツタイヤの一大ブランドである。そのアドバンがプレミアムSUV用タイヤV61をラインアップ。もう名前だけで期待大!! とはいえ履かせるのは背が高く、重心も高いSUVである。どんな感じなのか興味津々で乗ってみると、これは!! な仕上がりだったんです。
装着したのは日産エクストレイルのロッククリーク。タイヤサイズは235/55R19。ちなみにオフロードよりのグレードであるものの、他の仕様と見た目以外は一緒である。
吸い付き感ハンパなし!! バツグンの直進性で衝撃の走り【若手の意見】
履き替えて最初に感じたのは路面への吸い付き感。スポーツカーの如く路面にピタッと張り付くような印象を受ける。ちょっとした動作でもタイヤの接地感を感じられるのだ。
100km程度のテストで一番感心したのは期待以上の直進性のよさ。もともとエクストレイルはステアリングセンターがしっかりしており直進性もいいのだが、それに輪をかけてまっすぐ走ってくれるのだった。
しかも静粛性も爆上がり!! もともとエクストレイルはe-POWERゆえ静かではあるのだが、ノイズが気になるシーンも。ところが前席だけでなく後席も同じ印象だったのだ。SUVというボディ形状ゆえ後席はわりとノイズを感じることが多いのだが、それがかなり軽減されるのだった。
今回テストしたサイズは235/55R19。55扁平でプレミアムSUVからすると広く使われているサイズだが、多くはコーナーやギャップを乗り越えた際にタイヤのよじれを感じるシーンもしばしば。
にもかかわらずこのアドバンV61はしっかりと路面をつかむだけでなく、よじれもまったく感じないのだった。アドバンの名に恥じないデキでありました。ここまでがタイヤの素人の意見であるが、ベストカーが誇る専門家の意見はいかに!?!?
秘密はトレッドにアリ! イケメンだからこそ性能も向上【タイヤ専門家談】
タイヤ取材歴30年以上とはいうものの、私ウメキ、そんなに大上段からモノを言うようなキャラじゃあない。でもね、キムちゃん、なかなか的を射たインプレを伝えていて感心感心……なのでありますよ。
あっ、でもね、ADVANをスポーツタイヤのブランドと認識しちゃっているのは若者っぽくないね。昭和のオジサンじゃあないんだから、アップデートしなくちゃダメ。もちろんスポーツタイヤも含まれるんだけど、今のADVANはプレミアムコンフォートタイヤの『ADVAV dB』や、今回のプレミアムSUVタイヤ『ADVAN V61』なども包括したヨコハマの「グローバルフラッグシップタイヤ」ブランドだ。
冒頭の木村クンのインプレで感心したのは、真っ先に「路面への吸い付き感」と「直進性のよさ」を挙げた点。
左右非対称パターンを採用するトレッド面を見ると、4本の太く深いストレートグルーブが印象的。みるからに排水性に優れたイケメントレッドなんだけど、このグルーブで隔てられた3本のセンターリブがポイント。ガッチリと高い剛性のストレートリブが安定した直進性を発揮するというわけです。
さらに、この3本のセンターリブが接地した時に面圧が均一となるように計算したマウンドプロファイルとすることで、実効接地面積を大きくしていることも安定した直進性と、操舵切り始めから遅れることなく反応する素直なハンドリングに寄与しているのだ。これが木村クンの表現した「路面への吸い付き感」の正体というワケ。
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