驚きの静粛性にベテランも唸る! 緻密な計算された設計思想がスゴイ!!
そして今一度トレッド面を見る。イン側にはナローグルーブと呼ばれる細いストレートグルーブが刻まれている。これは、サイドに刻まれたラグ溝に水を逃してウエット性能をさらに引き上げる効果を発揮する重要な溝なのだ。
一方、アウト側は相対的にブロックが大型化され接地面積が大きい。さらに斜めに刻まれたラグ溝をストレートグルーブとつながらない構造とすることで高いブロック剛性を引き出している。重心が高く、車重も重たいSUVの走りをガッチリと支えるスパイクシューズのような役割だ。
そして、私も走り出して真っ先に感じた「静かなタイヤだなぁ」という感想は、木村クンも挙げている。
スーッと滑らかに転がって、不快な高周波のパターンノイズを効果的に抑えている。今回の試乗車はe-POWERのエクストレイルなので、高速巡航時はエンジンノイズがほとんど室内に入らないため、タイヤの発するノイズが気になりやすい傾向があるのだが、V61は驚くほどにタイヤ由来の「音」が静かだった。しかもというサイズである。
今回テストした235/55R19サイズのADVAN V61は転がり抵抗AAAを獲得。ADVANブランドで唯一のトリプルAなのだ。注意点としてサイズによっては一部AAとなっているが、どちらにせよ転がり抵抗も◎なのだ。
パターンノイズは、タイヤのトレッド面が路面に接する際に発する叩き音に加え、トレッド面に刻まれた溝で空気が圧縮されて生じる音が複合されて発生する。タイヤの回転により、これが連続して起こることで“シャー”という高周波のノイズとなるワケだ。
効果的な抑制方法として、トレッド面のブラックサイズに大小をつけてランダムに配置することが従来から採用されているのだが、V61ではこのランダムピッチ配列にAIが計算した遺伝的アルゴリズムを適用して最適配置を導き出している。これが驚くべき静粛性を引き出した技術なのだ。
今回はウェット路面の試乗はできなかったのだが、先に説明した4本ストレートグルーブ+ナローグルーブによるトレッドパターンに加え、シリカ分散性を大幅に向上させたヨコハマ独自のゴム混合技術によるトレッドコンパウンドにより、高いウェット性能を実現していることが読み取れる。
スーッと滑らかに転がる低転がり抵抗性能に加え、安定感の高い直進性と軽快な操縦性。さらに快適な乗り心地を生み出すしなやかなダンピングに静粛性。ADVAN V61は都会派SUVユーザーにベストマッチなプレミアムSUV用タイヤだ。
【画像ギャラリー】都会派SUVにピッタリ! エクストレイルの性能をさらに上げたアドバンV61がコレ!(10枚)画像ギャラリー











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