ホンダ WR-Vは、214万9400円から狙える買いやすさが魅力のコンパクトSUVだ。ただし全幅は1790mm。5ナンバー枠の1700mm未満に慣れた人には少し大きく見える。ではWR-Vは本当に日常で扱いやすいのか? 数字と使い勝手から考えたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】カメラ機能もある!! 機能も必要なモノ揃っています(6枚)画像ギャラリー全幅1790mmはたしかにワイド! でも全長は意外と扱いやすい
WR-Vのボディサイズは全長4325mm、全幅1790mm、全高1650mm。全幅だけを見ると、5ナンバー枠を90mm超えるため「けっこう大きいな」と感じる人もいるはずだ。狭い住宅街、古めの立体駐車場、スーパーの駐車場などでは、幅の広さが気になる場面もある。
ただし、WR-Vは全長が4325mmに収まっている。これはSUVとしては長すぎないサイズで、駐車時に前後方向で持て余しにくい。最小回転半径も5.2mだから、極端に小回りが苦手なクルマではない。全幅1790mmのワイド感には慣れが必要だが、全長と取り回しのバランスは悪くないのだ。
さらにWR-Vは運転席からの見晴らしがいい。SUVらしい着座位置と、水平基調のインパネによって前方感覚をつかみやすい。ボディの四隅が丸すぎず、力強い外観のわりに車両感覚をつかみやすいのもポイントだ。5ナンバーコンパクトから乗り替えると最初は幅を意識するが、慣れれば「思ったより扱いやすい」と感じるタイプだろう。
幅のゆとりは室内と荷室に効く! 5ナンバー卒業のメリットも大きい
全幅1790mmは、デメリットだけではない。むしろWR-Vの魅力である室内のゆとりやSUVらしい存在感には、この幅が効いている。全幅1695mm級の5ナンバー車より見た目に踏ん張り感があり、安いSUVなのに貧弱に見えにくい。これがWR-Vのうまいところだ。
荷室も大きな武器だ。WR-Vはクラストップレベルの大容量ラゲッジをうたい、5名乗車時の荷室容量は458L。家族の買い物、ベビーカー、アウトドア用品などを積みやすく、実用SUVとしての満足度は高い。全幅の余裕は荷室幅にも効いており、日常で「広くて助かる」と感じる場面は多いはずだ。
価格はXが214万9400円、Zが239万8000円、Z+が254万9800円。特別仕様車のZブラックスタイルは248万3800円、Z+ブラックスタイルは258万600円。1.5Lガソリン+CVT、FFのみという割り切りはあるが、そのぶん価格はかなり現実的だ。
結論として、WR-Vの全幅1790mmは狭い道や駐車場では注意が必要だ。だが、全長4325mm、最小回転半径5.2mという数値を考えると、日常で極端に持て余すSUVではない。5ナンバー卒業のワイド感と引き換えに、見た目の迫力、室内のゆとり、荷室の広さを手に入れる。WR-Vはそんな割り切りができる人に、かなりハマるSUVだ。
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