車中泊仕様といえば、日産ならまずキャラバン マイルームを思い浮かべる人が多いはず。だが、普段の買い物や街乗りまで考えると、もう少し小さなNV200バネット マイルームがグッと現実味を帯びてくる。2025年12月の一部仕様向上で快適性もアップ。大げさすぎない“動く部屋”として、これは意外な狙い目だ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産
【画像ギャラリー】リアシートが変幻自在すぎ!! 便利すぎる車内がコレ(4枚)画像ギャラリーキャラバンほど大きくないから毎日使いやすい
キャラバン マイルームは、まさに「部屋ごと出かける」発想の本格派だ。車内空間の余裕、ベッドアレンジ、くつろぎ感はさすがのひと言。だが、そのぶんボディの大きさも本格的。週末旅には最高でも、毎日の街乗りや狭い駐車場では少し身構える人もいるだろう。
そこで効いてくるのがNV200バネットマイルームだ。ベースは商用バンのNV200バネット。キャラバンよりコンパクトで扱いやすいボディながら、日産はここにキャラバン マイルームと同じ2 in 1シートを2列目に採用した。つまり、マイルームらしいくつろぎの核はしっかり持っている。
価格は2WDが484万3300円、4WDが515万7900円。5人乗りで、最大積載量は400kgだ。安い買い物ではないが、普段は5人乗りのバンとして使え、週末には車中泊仕様に早変わりすることを考えると、使い道はかなり広い。
ポイントは「キャンピングカーを買う」というより、「日常で使えるクルマに自分の部屋が付いてくる」感覚に近いこと。これはキャラバンより小さいNV200バネットだからこそ生きる魅力だ。
2 in 1シートと平置きベッドで“小さな部屋”が完成
NV200バネット マイルームの主役は、やはり2列目の2 in 1シートだ。走行時は前向きのドライブモード、停車時はリア側を向いたリビングルームモード、そしてベッドルームモードへと変化する。表面と裏面で硬さの異なるクッションパッド構造を採用し、座る、走る、寝るを1脚でこなす仕立てだ。
左右5:5分割構造なので、片側だけをリビング風に使い、もう片側をベッド寄りにするようなアレンジも可能。2人で出かけても、それぞれ違う姿勢で過ごせるのがいい。スライドテーブルを組み合わせれば、車内でコーヒーを飲む、軽く仕事をする、食事をする、といった時間まで楽しめる。
さらに2025年12月の一部仕様向上では、サンドベージュのモノトーンをボディカラーに追加。マイルーム専用の耐湿性に優れたアルミシート製断熱材も開発され、ルーフ、スライドドア、バックドアに採用された。車中泊で気になる暑さ寒さへの配慮が加わったのは大きい。
先行車発進お知らせ機能、コンフォートフラッシャー、ドアロック連動格納機能付ドアミラーなども採用され、日常の使いやすさも底上げされた。豪華さだけならキャラバン マイルームが上かもしれない。だが、普段も旅も1台で気軽にこなすなら、NV200バネット マイルームのサイズ感はかなり現実的。見た目はニッチでも、中身は相当に使える1台だ。
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