もはや動くワンルーム!! 車中泊ブームの本命はキャラバン マイルームか!?

もはや動くワンルーム!! 車中泊ブームの本命はキャラバン マイルームか!?

 車中泊仕様のクルマは数あれど、日産キャラバン マイルームはちょっと異質だ。ベッドを積んだ商用バンではなく、発想は「部屋ごと出かける」。2025年12月発売の一部仕様向上モデルでは断熱材や快適装備も進化し、“旅先で寝るクルマ”から“好きな場所で過ごす部屋”へ、さらに一歩踏み込んできた!

文/写真:ベストカーWeb編集部

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ベッド付きバンじゃない! 部屋感まで作り込んだ純正車中泊仕様

シートの座り心地や静粛性が高く長距離でも疲れにくいと評価されている
シートの座り心地や静粛性が高く長距離でも疲れにくいと評価されている

 キャラバン マイルームの魅力は、単に横になれることではない。セカンドシートに採用される2 in 1シートが実におもしろい。走行時は前向きのドライブモード、停車時はリア側を向いたリビングルームモード、さらにベッドとつなげればベッドルームモードへ変化する。

 しかも、表面と裏面で硬さの異なるクッションパッド構造を採用し、座る、走る、寝るを1つのシートでこなす仕立て。5:5左右分割構造なので、片側はソファー、片側はベッドといった使い方もできる。これがまさに“動くワンルーム”感の正体だ。

 スライドテーブルを出せば、車内で食事も仕事もできる。折りたたみベッドなら対座空間も作れるし、架装オプションのマイルーム跳ね上げベッドを選べば、ベッド展開もさらにスマート。キャンピングカーのような水まわりまでは求めないが、快適にくつろげる空間は欲しい。そんな人に刺さる、かなり絶妙な立ち位置だ。

2025年10月改良で快適性アップ! 本命感を強めた中身

商用車やアウトドア用として非常に広い荷室がいろいろなアレンジできる
商用車やアウトドア用として非常に広い荷室がいろいろなアレンジできる

 2025年10月改良(発売は12月15日)の一部仕様向上モデルでは、車中泊派にうれしい改良が入った。まず、ボディカラーにサンドベージュのモノトーンを新設定。従来から人気のサンドベージュ/ホワイト 2トーンに加え、より落ち着いたアウトドア感を選べるようになった。

 さらに注目は、キャラバン マイルーム専用の断熱材だ。ボディにはアルミシート、ルーフ部にはアルミシートに加えてウレタンシートも追加。外気温の影響を抑えるだけでなく、雨音の低減も狙っている。車中泊では、暑さ寒さと音が快適性を大きく左右する。ここを純正で手当てしてきたのは大きい。

 全グレードに寒冷地仕様が標準装備となり、GRANDプレミアムGX マイルームには車内カーテン、ウッドブラインド、ロールスクリーンも標準装備された。価格はガソリン2WDのプレミアムGXで576万5100円、ディーゼル4WDのGRANDプレミアムGXで749万8700円。決して安くはないが、日産純正でこの完成度を買える意味は小さくない。

 本格キャンピングカーほど構えず、ミニバンより自由に過ごせる。ホテルを予約せず、気に入った場所で朝を迎える。そんな使い方を現実的にしてくれる1台がキャラバン マイルームだ。車中泊ブームの本命か? 少なくとも、ただの流行りモノではない。これはかなり本気の“動く部屋”だ。

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