家族のためのコンパクトカーという印象が強いトヨタのルーミー。しかし、クルマ好きの視点で見ると、これほどロマンを詰め込めるベース車はない。今回は左右独立で最大240mmも動かせる後席スライド機能をフル活用し、ラゲッジスペースに自作棚を組んで自分だけの「動く秘密基地」を安価に構築する楽しさを紹介する。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】え、後席こんな動くの!? ルーミーの凄すぎるリアシートがコレ(5枚)画像ギャラリー240mmのスライドが効く! コンパクトなのに広大なラゲッジをハックする
ルーミーのボディサイズは全長3700mm、全幅1670mmと非常にコンパクトだ。しかし、一歩車内に入るとその広さに驚かされる。特に注目すべきは、6対4分割で左右個別に調整できるリアシートのスライド機能だ。そのスライド量は最大で240mmに達する。
後席を一番後ろまで下げれば、大人でもゆったりと足を組んで座れる快適空間が出現する。一方で、後席を最も前方にスライドさせれば、乗員スペースを確保したままで荷室長を500mmから740mmへと一気に拡大できるのだ。この柔軟性こそが、DIYで秘密基地を作るための最高の土台となる。
最安グレード「X(2WD)」は174万2400円という爆安価格でありながら、この優れたシートアレンジ機能は上位グレードと同様にしっかりと標準装備されている。初期費用を徹底的に抑えつつ、購入後に自分好みの空間を作り上げるための「遊びしろ」が最初から用意されているのは、コスパを重視するクルマ好きにとって大きな魅力だ。
ホームセンターの資材で激変! 趣味を詰め込むDIY秘密基地化計画
この広大なラゲッジスペースに、ホームセンターで手に入るイレクターパイプや木材を使って自作の棚を組み上げる。これだけでルーミーの荷室は、男のロマンが詰まった移動式の秘密基地へと変貌する。
ルーミーの荷室は幅が約1300mm、高さが約985mmと、ハコ型ならではのスクエアな空間だ。デッドスペースが少ないため、自作の棚を四角く組むだけで効率のよい収納システムが完成する。上段には洗車マニア御用達の高圧洗浄機やこだわりのケミカル類を美しく並べ、下段には車中泊用のマットやアウトドアギア、あるいはDIY用の工具箱を機能的に収納する。
洗車だけに留まらず、キャンプや釣り、あるいは出先でのワーケーションなど、あらゆる趣味に対応するマルチな基地が出来上がる。
さらにリアシートを前方にダイブイン格納すれば、荷室長は1540mmまで広がり、フラットな床面が出現する。自作の棚を片側に寄せれば、大人が横になってくつろげる車中泊空間も同時に確保できるのだ。
既製品のカスタムパーツを買い揃えるのもいいが、安価なベース車を手に入れ、頭を使って自分だけの空間を安くDIYする。これこそが、大人のクルマ好きが最もワクワクするルーミーの正しい楽しみ方だ。
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