「ワゴンでレース」ってマジ!? ランエボワゴンは本家よりハンドリングがよかった!? レースで戦うワゴンの歴史

「ワゴンでレース」ってマジ!? ランエボワゴンは本家よりハンドリングがよかった!? レースで戦うワゴンの歴史

 ニュルブルクリンク24時間ではBMW M3ツーリングが出場し話題となったが、モータースポーツで活躍したワゴンは他にもある。国内外のツーリングカー選手権やラリー、さらにはスーパー耐久などにもワゴンが出場していたのだ。

※本稿は2026年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年7月10日号

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モータースポーツで活躍したワゴン

スーパー耐久を戦っていた三菱 ランサーエボリューションワゴン。ランエボVIIに設定されたランエボワゴンは、ワゴンボディによりリアが重い。フロントが重いランエボに比べハンドリングがよかった
スーパー耐久を戦っていた三菱 ランサーエボリューションワゴン。ランエボVIIに設定されたランエボワゴンは、ワゴンボディによりリアが重い。フロントが重いランエボに比べハンドリングがよかった

 別記事にて、ニュル24時間に出場したBMW M3ツーリングをご紹介したが、モータースポーツで活躍したワゴンは他にもある。

 イギリスツーリングカー選手権(BTCC)を筆頭に、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)、スーパー耐久、ラリーなどで大暴れしていたのだ!!

最も成功したのはスバルレヴォーグ

ボルボ 850エステート(BTCC)。“空飛ぶレンガ”の再来と話題になった850エステート。1994年のみの参戦で最高リザルトは5位
ボルボ 850エステート(BTCC)。“空飛ぶレンガ”の再来と話題になった850エステート。1994年のみの参戦で最高リザルトは5位

 1994年のBTCCに投入され世界を驚かせたのがボルボ 850エステート。マシンをトム・ウォーキンショー・レーシングが制作し、ヤン・ラマースとリカルド・リデルがドライブ。最高位は5位だったが、PR効果は抜群で標準モデル、限定のT5Rが大人気となった。

 ワゴンに不利なレギュレーション変更で1年のみの参戦で終わり、ボルボは翌年からセダンにスイッチ。

 そのBTCCでは、イギリスの名門レーシングチームのBMRが2016年からレヴォーグGTで参戦。初年度から6勝をマークし、2017年にはアシュリー・サットンがレヴォーグGTでドライバーズチャンピオンを獲得。

 残念ながら2019年限りで姿を消したが、レヴォーグは最もレースで成功したワゴンと言えるだろう。

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国産ワゴンが世界のレースで活躍!

スバル レヴォーグ(BTCC)。2017年のBTCCでアシュリー・サットンがレヴォーグで年間6勝をマークしてチャンプ獲得
スバル レヴォーグ(BTCC)。2017年のBTCCでアシュリー・サットンがレヴォーグで年間6勝をマークしてチャンプ獲得

 一方ラリーでは、1995年のサファリラリーで三好秀昌氏が初代インプレッサワゴンで参戦。当時海外ラリーでWRCでの活躍もあり、インプレッサのセダンはプライベーターから人気だったが、ラリーでの参戦はレアケース。この年のサファリはWRCではなかったが、三好氏は見事グループNで優勝。

 続いてはスズキ。チョイ地味なカルタスクレセントワゴン&カルタスワゴンも、モンスター田嶋氏の手にかかれば競技車に。1996年にクレセントワゴンでアジ・パシの香港~北京ラリー優勝。1997年からはカルタスワゴンF2キットカーでアジ・パシに参戦した。

 日本のレースでもワゴンが投入されている。1995年にはスバル系のプライベーターのシムスがJTCCにインプレッサワゴンで参戦。

 さらにスーパー耐久にはランエボワゴンが投入された。本家ランエボよりも110kg重いが、リアが重い分フロントヘビーが解消され、2007年の十勝24時間ではクラス5位に入賞している。

スバル レオーネツーリングワゴン。1983年式の2代目レオーネをベースに2.3Lのフラット4を搭載。ピークパワーは900hp!
スバル レオーネツーリングワゴン。1983年式の2代目レオーネをベースに2.3Lのフラット4を搭載。ピークパワーは900hp!

 ラストは競技に出たわけではないが、動画『ジムカーナ』シリーズに出演するトラビス・パストラーナ用にスバルモータースポーツUSAが制作した900馬力を発揮するレオーネツーリングワゴンのスペシャルマシン(上写真)もご紹介。カッコよすぎ~!!

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