クルマにはさまざまな装備があり、そのなかには、走行に直接関係はなくても、ドライバーにとってありがたいものも少なくない。今回は、特にオジサンになってからその恩恵を感じられる装備を見ていくことにしたい。
文:長谷川 敦/写真:スバル、トヨタ、日産、ホンダ、写真AC
【画像ギャラリー】「あってよかった」が止まらない神装備!!(8枚)画像ギャラリー足腰をラクにするサポート系装備
●運転席の乗降アシスト
長距離運転の後は体のあちこちが突っ張った感じになってしまうことがある。
これは長時間同じような姿勢をとっていたことが要因であり、停車後にクルマから降りようとしても体がこわばってスムーズに出られないこともある。
そんな時に活躍してくれるのが、運転席ドア上部の天井に装着された乗降アシストグリップで、これをつかんで体を引けばうまく降りられる。
しかし、助手席側はともかく運転席側にアシストグリップのないクルマも多いので、最近体が硬くなったと思っているのなら、アシストグリップのあるクルマを選ぶかオプションパーツで装着するのがお薦め。
●ハンズフリーパワーバックドア(キックセンサー式)
抱えた荷物を後部のトランクに積みたいが、両手がふさがっているとドアのレバーに手をかけるのも意外に難しい。
そこで中腰になりつつ腕を出してレバーを触ろうとすると、どうしても無理な姿勢になってギックリ腰に……などというシチュエーションは他人事ではない。
体が軟らかくて筋力のある若いうちにはなんてことのない動作でも、歳をとってきたら無理は禁物。
ここで注目したいのが、スマートキーを携帯した状態で、リアバンパー下に足をかざす(または出し入れする)ことで自動的にドアがオープンするハンズフリーパワーバックドアだ。
この装備があれば、荷物を両手で抱えたままドアを開けられるため、ラクなだけでなく安全性も高い。
●オートブレーキホールド
信号待ちや渋滞の中にいると、どうしても長時間ブレーキを踏み続けることになり、それで足裏や足首、膝に負担がかかるケースも少なくない。
だが、オートブレーキホールドが装備されているクルマなら、足をペダルから離してしまってもクルマが動き出すことはない。
そして発進のためにアクセルペダルを踏むとオートブレーキホールドは自動的に解除される。
かなりラクができるオートブレーキホールドだが、過信は禁物で、万が一クルマが動いてしまった時に備えていつでもブレーキペダルを踏めるよう心がけておきたい。
見やすさを高める頼れる装備
●アダプティブLEDヘッドライト
歳を重ねるとどうしても避けられないのが視力の低下で、いわゆる老眼が進むのに加えて動体視力が落ちたり、暗い所が見えにくくなったりする。
明るさの変化への対応も遅れがちになり、対向車のライトも眩しく感じるようになる。
自分が眩しいのなら、対向車を運転しているドライバーも同じように感じている可能性は高く、かといってこちらの光量を落としすぎると前方が見にくくなる。
だが、アダプティブLEDヘッドライトが装備されていればそうした問題は一気に軽減する。
アダプティブLEDヘッドライトとは、フロントカメラやセンサーなどで前方の状況を検知して自車のヘッドライトの配光や照射範囲を調整し、対向車のドライバーに眩しい思いをさせずに必要なところだけを照射するというもの。
名称こそメーカーによって異なるが、アダプティブLEDヘッドライトは標準やオプション装備として用意されていて、実際に人気も高いという。
もちろん、それ相応の出費は必要になるが、搭載を検討する価値は十分にある。
●ヘッドアップディスプレイ
ドライバーの視線上、つまりフロントガラスに走行スピードやナビゲーション、安全警告などの情報を直接投影するのがヘッドアップディスプレイ。
運転中に視線を逸らしてメーターやナビのモニターを確認する必要がなく、ドライバーの負担を軽減してくれる。
オジサンになるとこの視点移動も遅れがちになってしまい、メーターに気をとられて前方でのアクシデントに気づくのが遅れるといったトラブルを起こす可能性が高まってしまう。
その点ヘッドアップディスプレイがあれば、視点移動と焦点調節が最小限ですむので、眼精疲労対策にもなる。
ヘッドアップディスプレイを使いこなすには慣れも必要だが、便利な機能なのは間違いない。
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