三菱デリカD:5をベースにした新型キャンピングカー「NOCTI(ノクチ)」が誕生した。三条三菱自動車販売と加藤モーターの共同開発により、普段使いのしやすさと本格的な車中泊性能を両立。600Ah大容量リチウムバッテリーや快適な就寝空間など、デリカD:5ならではの魅力を詳しく紹介する。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】デリカD:5ベース「NOCTI」誕生! 車中泊が快適な理由とは(3枚)画像ギャラリー悪路も街乗りも車中泊も1台でこなす! デリカD:5ベース「NOCTI」が提案する新しいキャンピングカーの形
「キャンピングカーは欲しいけれど、大きすぎて普段使いには向かない」。そんな悩みを持つ人に向けた新しい選択肢が登場した。
新潟県のキャンピングカービルダー・加藤モーターは、三条三菱自動車販売とのコラボレーションにより、三菱デリカD:5をベースとした新型バンコンキャンピングカー「NOCTI(ノクチ)」を発表した。2026年7月11日・12日に東京ビッグサイトで開催された「東京キャンピングカーショー2026」で初披露され、販売もスタートしている。
デリカD:5といえば、ミニバンでありながら本格SUV並みの悪路走破性を備える唯一無二の存在だ。全車4WD仕様で、S-AWC(車両運動統合制御システム)と2.2Lクリーンディーゼルターボを組み合わせ、雪道や未舗装路、アウトドアフィールドまで安心して走れることから、キャンプユーザーやスキー愛好家から高い支持を集めている。
さらに全長4800mm、全幅1815mm、全高1875mmというボディサイズは、一般的なキャブコンキャンピングカーより扱いやすく、都市部での日常利用にも適している。NOCTIは、このデリカD:5本来の使い勝手を生かしながら、車中泊性能を大幅に高めたモデルなのである。
NOCTI最大の特徴は、デリカD:5のサードシートを取り外し、そのスペースを徹底的に活用した専用レイアウトにある。限られた室内空間をミリ単位で設計し直し、「寝る」「くつろぐ」というキャンピングカーとして最も重要な機能を高いレベルで両立している。
外観は純正イメージを崩さないため、一見すると通常のデリカD:5に見える。しかしドアを開けると、加藤モーターがハイエースやタウンエースのキャンピングカーで培ってきた家具製作のノウハウが随所に生かされた、質感の高いインテリアが広がる。
就寝時にはセカンドシートと専用ベッドマットを組み合わせることで、大人2名がゆったり横になれるフルフラットベッドへと変身。走行モードからベッドモードへの切り替えもスムーズで、旅先でのストレスを感じにくい設計となっている。
乗車定員は5名を確保しているため、家族旅行やグループキャンプでも普段のミニバンと同じ感覚で利用できる点も魅力だ。
真夏の車中泊を変える600Ahリチウムバッテリー
近年の車中泊ユーザーが最も重視する装備のひとつが電装システムである。NOCTIの上位グレード「NOCTI M」には、600Ahという大容量リチウムイオンバッテリーを標準装備。さらに12Vクーラーも搭載され、走行充電・外部充電の両方に対応する。
近年は猛暑日の増加によって夏場の車中泊が課題となっているが、クーラーを利用しながら宿泊できる環境は安心感につながるポイントだ。また、大容量バッテリーにより冷蔵庫や電子レンジなどの家電も使用しやすく、「電気残量を気にしながら旅をする」という従来の不安を軽減できるのも大きなメリットといえる。
さらにオプションとしてFFヒーター、MAXファン、電子レンジ、ソーラーパネルなども用意されており、利用スタイルに合わせて装備を充実させられる。
モデル名の「NOCTI」は、高性能カメラレンズ「ノクティルックス(Noctilux)」に由来するネーミングだという。限られた改造スペースの中で、美しさと機能性を高次元で融合させたいという開発陣の思いが込められている。
キャンピングカー市場ではハイエースベースが依然として主流だが、デリカD:5ならではの4WD性能と取り回しの良さは大きなアドバンテージとなる。アウトドアだけでなく普段使いまで視野に入れた一台として、NOCTIはこれまでとは異なる新しいバンコンの価値を提案する存在になりそうだ。





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