カワサキのフラッグシップツアラー「Ninja H2 SX SE」が2027年モデルとして登場する。スーパーチャージドエンジンに加え、電子制御サスペンションや先進のライダー支援システムを搭載。気になる価格や変更点をチェックしたい。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】カワサキNinja H2 SX SEが2027年型に! 300万円超の実力とは(11枚)画像ギャラリー300万円超のNinja H2 SX SE、2027年モデルはどうなった?
カワサキのフラッグシップツアラー「Ninja H2 SX SE」の2027年モデルが、2026年10月1日(木)に発売される。
まず押さえておきたいのは、今回の2027年モデルが「大幅刷新」ではないという点だ。カワサキモータースジャパンによれば、従来モデルからカラー&グラフィック、主要諸元に変更はない。つまり、熟成を重ねてきたNinja H2 SX SEの魅力を、そのまま2027年モデルとして継続する形である。
それでも、このバイクが注目に値する理由は、その装備内容にある。
Ninja H2 SX SEの心臓部は、パワーと燃費性能の両立を目指して開発されたバランス型スーパーチャージドエンジンだ。スーパーチャージャーを採用したNinja H2 SXシリーズは、カワサキの技術力を象徴する存在。しかも単なるハイパワーマシンではなく、長距離を走るツアラーとしての性能も重視されている。
電子制御が生み出す「長距離を楽しめる速さ」
注目したいのが、6軸IMU(慣性計測ユニット)をベースとした電子制御だ。
エンジンマネジメントや走行中の安全支援を充実させたARAS(アドバンストライダーアシストシステム)を搭載。さらにKECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)によって、路面やライディング状況に合わせてショックアブソーバーの減衰力を瞬時に最適化する。
そしてサスペンションには、ショーワのスカイフック式EERA(電子制御ライドアジャスト)テクノロジーを採用。カワサキによれば、タイヤの接地感を高め、コーナリング時の優れた安定性を実現するとしている。
つまりNinja H2 SX SEは、「速いだけ」のバイクではない。スーパーチャージドエンジンによるパフォーマンスを、電子制御サスペンションや各種ライダー支援によって扱いやすくするという方向性が、このモデルの大きな特徴なのである。
夜間走行をサポートするコーナリングライトとオートハイビーム(AHB)も装備。さらに「RIDEOLOGY THE APP Kawasaki SPIN」に対応し、モーターサイクルの液晶ディスプレイにアプリケーションを表示できる。走りそのものだけでなく、ツーリング時の利便性まで考えられている点は、フラッグシップツアラーらしいところだ。
気になる価格は、メーカー希望小売価格が313万5000円。内訳は本体価格285万円、消費税28万5000円となる。ボディカラーは「メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック」で、こちらも従来からの継続カラーだ。
また、ABSとETC2.0を標準装備。販売はカワサキプラザのみで、「カワサキケアモデル」にも設定される。
カワサキケアモデルでは、1カ月目点検に加えて3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルターを含む)を無償で受けられる。300万円を超えるフラッグシップモデルだけに、購入後のメンテナンスまで含めて長く付き合える体制を整えている点は見逃せない。
2027年モデルでスペックそのものに変更はない。しかし、それは裏を返せば、スーパーチャージドエンジン、KECS、EERA、ARAS、コーナリングライトなど、すでに充実した装備を持つNinja H2 SX SEが継続されるということでもある。
「速さ」と「長距離ツーリングでの快適性」、そして電子制御による安心感。その3つを高いレベルで融合したカワサキの旗艦ツアラーを選びたいライダーにとって、2027年モデルも気になる存在となりそうだ。













コメント
コメントの使い方