ランクルファミリーの末弟として加わったランクルFJ。本格的オフロードコースを走ったことで見えてきたその実力は、兄貴分のランクル250や300をしのぐタフなものだった。別冊ベストカー「ランドクルーザーMANIAX」でも詳しく掘り下げてもらったクロカン4駆のスペシャリスト、高坂義信氏が走破性の高さを解説する!
文:ベストカー編集部(高坂義信・談)/写真:奥隅圭之
【画像ギャラリー】弟分なんて言わせない!! 見てよこの足を!! ランクルFJの衝撃すぎるオフロード性能がコレ(10枚)画像ギャラリータフなロックセクションで驚かされたFJの驚くべき走破性
兄貴分よりも余裕のある250㎜という最低地上高に加え、前後オーバーハングが短いためアプローチアングルが32.4°、デパーチャーアングルが43.1°(ともに実測値)と大きく、安心して凹凸の大きな岩場に入り込んでいけます。
さらに前輪を大きく切り込んで斜めに岩場に進入していくことで、バンパー下を避けて、実質的なアプローチアングルをさらに大きく取ることげできます。これはFJの角を落とした“サイコロデザイン”が効いています。
電制グリップコントロール機構「A-TRC」はモーグル路では役に立つのですが、少しのタイヤ空転でもラインを乱して、タイヤをのせた岩から滑り落ちてボディをヒットする危険性のある岩場では、標準装備のリアデフロックが効果的で、安心して走行ラインを狙うことができます。
サスストロークはけっして長いとは言えないのですが、硬めのバネのおかげで伸縮時に路面を捉える力(アーティキュレーション)が強く、これは70系よりも頼もしく感じるほどです。
狭い山間部では70や250よりも悪路走破性が高い!
見切りのいいサイコロデザインの車体は、木々に遮られた狭い山間部の未舗装路を走る際に安心感が高いです。シートポジションをやや高めに調整することで前方視界が優れ、窓から顔を出しての路面状況確認もしやすくなります。
ハンドルフルロックのタイトな分岐路でも2580mmのショートホイールベースに加えオーバーハングが短いため、クルリと曲がります。ホイールベース2850mmのランクル70や250ではこうはいきません。
斜度20度、深い凹凸が連続する急な下り坂ではDAC(ダウンヒルアシストコントロール)に任せることで、ここでの場面では1~2km/hをキープして安全、安心に走り切れました。
DACはブレーキを4輪独立に自動制御するため、フットブレーキでドライバーがコントロールするよりも姿勢を乱す可能性が圧倒的に低いのです。ブレーキやアクセル操作のことを考えず、ステア操作にだけ専念できるので、より安全に急坂を下れるのです。
















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