大きな期待を背負ってデビューした新型車。最新モデルだけあり優れていることは間違いないが、手に入れるのなら手頃な価格の先代中古車をおすすめしたい。新型がデビューした今だからこそ狙いどきの先代モデルを紹介する。
文:木内一行/写真:ダイハツ、トヨタ、日産、マツダ
【画像ギャラリー】RAV4、エルグランド…新型デビューで先代が再注目! (12枚)画像ギャラリー「世界でヒットしたSUVを100万円台で」 マツダ・CX-5
2025年7月に欧州で初公開された新型CX-5。同年のジャパンモビリティショーで一般に初めてお披露目され、12月には欧州で、2026年3月からはアメリカでも販売を開始した。
そして、5月21日についに日本でも正式発表。グローバル累計500万台、国内累計40万台以上を販売したCXシリーズのトップセラーだけあり、デビューを待ちわびた人も多いだろう。
その新型は「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」をコンセプトに開発。歴代モデルで好評だった魂動デザインと人馬一体の走りをさらに磨き上げるとともに、心地よく過ごせる居住空間や優れた実用性を実現した。パワートレインは2.5リッターのマイルドハイブリッドのみだが、2027年中に新たなハイブリッドモデルも投入予定だ。
このように次の一手をすでに準備しているが、先代だってまだまだ捨てたもんじゃない。2017年にフルモデルチェンジした先代は、内外装のリファインやエンジンの刷新、グレード整理などを繰り返し、日本では9年以上も販売された。
それゆえ中古車市場への流通量は多く、希望の1台を探しやすい。2021年11月の改良を境に前期と後期で分けると両者でそれほど物件数の差はない。
ただ、エンジンおよび駆動別で見るとディーゼルFFが52%、同4WDが27%、ガソリンFFが17%、同4WDが4%となっており、ディーゼルが8割近くを占めているのは興味深い。
相場に関しては前期は100万円台後半、後期は200万円台後半がボリュームゾーン。なかでも物件数が多いからかディーゼルが安めで、前期のFFなら100万円前後でも狙える。
「16年を経て成熟した先代は今でも魅力十分」 日産・エルグランド
長きにわたり国産Lクラスミニバンを牽引してきたエルグランド。最近ではすっかりアルファード/ヴェルファイアの影に隠れてしまったが、主役の座を奪還するべく約16年ぶりにフルモデルチェンジした。
待ちに待った新型ゆえ見どころは多く、先進的で大胆なエクステリアはこれまでの常識を覆すものだし、第3世代e-POWERと進化した電動駆動4輪制御技術e-4ORCEにより、力強く滑らかな走りと卓越したハンドリング、優れた環境性能を実現。
これには、走行シーンに応じて4輪の減衰力を可変させるインテリジェントダイナミックサスペンションの効果も大きい。もちろん、インテリアの上質さや広さは最上級ミニバンにふさわしいものだ。
ここまで激変しただけに新型にかかる期待は大きいが、一方で先代の中古車にも注目したい。
従来のFRからFFに転換した先代は、Lクラスミニバンらしからぬ低めの全高が特徴。それでいて低床化の効果もあり、乗員全員がゆったり座れる空間を確保しつつトップクラスの安定した走りを実現した。
約16年も販売されていたため中古車の流通量は豊富で、価格はピンキリ。安さ重視であれば30万円以下でも狙えるほどだ。
2014年1月と2020年10月のマイナーチェンジを境に前中後期で分けることができるが、前期は100万円以内に集中しており手頃感が強い。
中期はもっとも物件数が多く価格帯も80万円程度から300万円超までと広いので、理想の1台を探しやすい。後期になると100万円台後半もあるが、基本的には200万円がボーダーと考えたい。
排気量別の比率は2.5リッターが75%で3.5リッターが25%。3.5リッターは値落ちが大きく、税金の高さはネックだが狙い目十分だ。
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