見栄を張らずにベースグレードで十分よ!! 「素うどん」が一番おいしいクルマ4選

見栄を張らずにベースグレードで十分よ!! 「素うどん」が一番おいしいクルマ4選

 上位グレードには魅力的な装備が並ぶが、ベースグレードでも走りや使い勝手は十分というクルマは少なくない。そう、価格差以上の満足感が得られる“素うどん仕様”が、実は狙い目ってワケ。ここでは、現行モデルのうち、代表格といえる4車種を紹介。

文:FK/写真:スズキ、日産、ホンダ、マツダ

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日産・キックスの“シンプルパッケージ”

見栄を張らずにベースグレードで十分よ!! 「素うどん」が一番おいしいクルマ4選
キックスはアスリートのような存在感のある佇まいとアメリカンフットボールのヘルメットから着想を得たフロントフェイスが個性を演出

 2026年6月にフルモデルチェンジが行われたキックス。

 大幅に燃費を向上させた第3世代e-POWERや4WD車に採用した電動駆動4輪制御技術のe-4ORCEにより、日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍するコンパクトSUVへと進化を果たした。

 キックスでは2WD車、4WD車とも4つのグレードが設定されているが、今回のテーマで注目したいのは最廉価グレードの“シンプルパッケージ”。

 というのも、同グレードの車両本体価格は4WD車が334万9500円、2WD車にいたっては300万円を下回る299万9700円というリーズナブルさを実現しているのだ。

 上位モデルとの装備の違いは大きいところでいえば、ナビゲーション・オーディオ・インターネット接続・音声操作・スマホ連携機能(Apple CarPlay/Android Autoなど)をディスプレイに集約したインフォテインメントシステムが装備されておらず、オプション設定もないということ。よって、キックスの特徴のひとつでもある統合型インターフェースディスプレイも装備されない。

 もちろん、このシステムが便利であることに加え、快適で安全な運転環境を提供してくれることはわかっているものの、「扱いが少々面倒」と思っている人も決して少なくない。だったら、「付いていなくてもOK」と考えるのも悪くはない選択肢ではないだろうか。

 他にもリモコンオートバックドア、バックドアオートクロージャー、バックビューモニター、インテリジェントアラウンドモニターといった日産ならではの便利な標準装備もなく、オプション設定すらなし……。

 そう聞くとちょっと寂しい気もするが、一方でプロパイロットをはじめ、17インチアルミホイール、テーラーフィット巻ステアリング、TYPE-C USB電源ポートなどの標準装備の数々は、オーナーの所有欲を満たしてくれるはず。

 2WD車、4WD車とも最上位グレードのGとの差額は89万8700円、あなたならどうする?

スズキ・ジムニーの“XG”

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XGグレードのボディカラーはブルーイッシュブラックパール3(写真)をはじめ、ジャングルグリーン、シルキーシルバーメタリック、ホワイトの全4色展開

 2018年7月に20年ぶりの全面改良が行われた現行のジムニー。

 発売から8年が経過したこともあって、発売当初は1年以上と言われていた納期も現在は3カ月~4カ月と落ち着いた状況にある。

 そんなジムニーのグレード構成は最上位のXC(216万400円)、中間のXL(204万6000円)、廉価のXG(191万8400円)という3つだが、“ジムニーの走破性を楽しむ”という観点からいえば、XGグレードでも十分かもしれない。

 なぜなら、ねじり剛性を先代モデルから約1.5倍向上させたラダーフレームをはじめ、副変速機付のパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式のサスペンションなど、1970年4月に軽自動車初の本格4WDオフロードモデルとしてデビューして以来、半世紀に及ぶジムニーならではのこだわりと技術はXGグレードでも存分に体感することができるのだ。

 また、より高い走破性能を実現するべく、現行モデルから追加されたブレーキLSDトラクションコントロールも全車に標準装備されていて、専用チューニングを施したR06A型ターボエンジンも当然ながらXCグレードと同じ。

 だったら、「XGでいいじゃん」となるのが自然の流れだと思うが、じゃあ、上位グレードとXGで何が違うのかといえば、その大半はエクステリアとインテリア。

 例えば、前者がXCで後者がXGとなるが、ホイールがアルミかスチールか、ドアミラーが電動格納式か手動か、ドアハンドルやドアミラーが色つきか未塗装か、リアシートが5:5可倒式か一体可倒式か、インテリアの各所にメッキ加飾されているか未加飾かといった内容で、その多くは走行性能に影響しないのだ。

 加えて、ボディカラーもXCが12種類、XLが8種類から選べるのに対してXGは4種類と圧倒的に少ない。

 しかし、ボディカラーが最初から少ないのがわかっていれば、その選択に頭を悩ますこともないんだし……これって、むしろメリットじゃない!?

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