新車なら一番安いグレードでも1800万円を超えるポルシェ911。空冷モデルも高騰し、気軽に手が届く存在ではなくなった。ならば狙いたいのが、走りやメカニズムに911との共通点を持つ“下町の911”だ。水平対向のBRZから軽のカプチーノ、さらにはRRの三菱アイまで、意外な候補を探してみよう。
※本稿は2026年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:スバル、スズキ、三菱 ほか
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
スポーツカーから軽まで「下町の911」は多数!
●「下町の911」候補車
【本命】スバル BRZ(現行型) 中古車相場:総額250万~530万
【対抗】スズキ カプチーノ 中古車相場:総額70万~280万円
【大穴】三菱 i(アイ) 中古車相場:総額15万~90万円
「リトル911!」と言い張れるモデルの筆頭格は現行型スバルBRZだろう。
ポルシェ 911同様の水平対向エンジンであり(気筒数も駆動方式も違うが……)、低重心であり、そして何よりドライバーの意図に忠実なハンドリングを提供する点が、どことなく911っぽい。
もちろん現行型世代の911とはかなり感触が異なるが、かつての空冷911や初期水冷モデルの「操る楽しさ」は、まずまずのレベルで近い。
あるいはスズキのカプチーノも、なかなかのモノであろう。タイトなコックピットから、コーナーをきわめてタイトに曲がっていく様を堪能できる感覚は、初代911(いわゆるナロー)のヒリヒリした緊張感と快感に近いものがある。
そして大穴は三菱 i(アイ)だ。「リアエンジン・リアドライブ」というレイアウトと独特のキャビンフォワードなスタイルは、まさに下町の水冷911。
軽とは思えぬシャシー剛性とRR独特のハンドリングも、本気で「ポルシェっぽいかも!」と感じる。
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コメント
コメントの使い方今の高額で高出力な分、徹底したアンダーに抑え込まれてて電子制御でガチガチに守られた911より、昔の911の方が遥に熱量高いですし、夢中にさせてくれる車です。
だからその昔の911を覚えてる欧州ではZN8が500万超でも予約開始即売り切れ、ZN6すらエンスーたちが熱烈に評価してるのです。
それを日本では若者が親に頼らず乗れるし、改造してサーキットすら楽しめる。欧州の友人が泣いて羨む自動車天国ですよ