高速道路で追い越し車線を低速で走り続ける「右側居座りドライバー」。これは道路交通法違反(通行帯区分違反)に該当し、あおり運転の誘発要因にもなります。SNSでの声や専門家の意見を交え、パッシングや右ウインカーの是非などについて解説します。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock、トビラ写真(写真AC)
追い越し車線に居座り続けるドライバーへの不満
いまだに高速道路の追い越し車線を、低速で居座り続けるドライバーをよく見かけます。例えば、最高速度120km/h区間があり、3車線が多い新東名高速道路。しかし真ん中の走行車線を走っている大型トラックが時折、追い越し車線に車線変更して、なかなか走行車線に戻らないことが多々あります。これだったら多くが2車線の東名高速道路のほうがスムーズに走れるのに……と思ったりします。
しかも一番左側の第一通行帯の走行車線はガラガラ。ちなみに高速道路における大型貨物自動車と特定中型貨物自動車の法定最高速度は90km/hで速度抑制装置(リミッター)が装着されています。またトレーラ、大型特殊自動車及び三輪の自動車は法定最高速度は80km/hです。
静岡県警では速度差に応じた通行車線を確保するため、大型トラック等の通行を一番左側の第一通行帯に指定する交通規制を実施しているのですが……。
3車線ある場合、大型トラックは基本は第一通行帯を走り、第二通行帯で追い越し、一番右側の追い越し車線を走行しないようにしてほしい……という意見も多く聞かれます。
SNSでは、こうした右側追い越し車線を譲らないドライバーへの不満が日々投稿されています。X(旧Twitter)ではこんな声が目立ちます。
コメント1:「追い越し車線に入るとしても追い越し車線を走っている速度も気にして入ってほしい。100km/hで追い越し車線を走っているのに80km/hとか遅い速度で来られると追い越し車線を走っている方はブレーキ踏んで減速しその後続車も影響を受けます。 追い越し車線に入る時は追い越し車線側の速度も気にして車線変更してほしいです」。
コメント2:「新東名の120km/h制限区間を頻繁に走りますが、こちらが追い越す寸前で追越車線に車線変更してくる(方向指示器も直前)大型トラックによく遭遇しますね。 こちらも前方の走行車線を大型トラックが車間狭めで走っているのを視認すると『来そうだな~』と警戒はしていますが、速度差が結構あるので急ブレーキを踏まされ辟易とします。前を塞がれた後、時々ハザードで軽く謝意を表してくれるトラックドライバーさんがいらっしゃいますが、そういう意思が垣間見れるとこちらも『どうぞどうぞ?』とおおらかな気持ちになりますね」。
コメント3:「高速道路の追い越し車線をずっと100km/hで走っているドライバーのなかには『自分は法定速度一杯で走っているから譲る必要はない、追い越そうとするクルマの方が悪い』と思い込んでいる人もかなりいると思います。『自分より速いクルマが接近してきたら進路を譲らなければならない規則』があることも、自動車学校や免許更新の時にきちんと教えて欲しいです」。
コメント4:「警察の取締りにも問題があると思います。そもそも追い越しも制限速度内で追い越さなければならないのに、普通に速度出し過ぎなクルマもいます。かといって今の人達は車間距離を取らない人が多いのでなかなか走行車線には戻れない。首都高とかも普通に一番右側がそんなに空いてる感じもしないし。警察の取締りが曖昧過ぎるのが問題では……」。
ーSNSのコメントはいかがだったでしょうか? 同感する部分も大いにありました。
最高速度100km/hの高速道路を追い越し車線を走っていて、後ろからクルマが来ても「これ以上スピード出したら違反になるから私が正しいから譲る必要もない」と思っている人、ほんとに多いと思います。やっと追い越し車線から左の走行車線に移っても、「え、何? 私悪いことした?」と不思議そうな顔をしている方を何回か見たことあります。

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