2026年1月に大幅改良された三菱デリカD:5は、最安のGでも451万円。気軽に選べる価格ではないが、上位グレードと走行性能や基本的な安全装備はほぼ共通だ。では、あえてスタンダードグレードを選んでも後悔しないのか? 装備差をチェックした。
文:ベストカーWeb編集部/写真:三菱、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】全然十分なんです!! ホイールもオールブラックでいい味だしてます(7枚)画像ギャラリー走りと基本装備は最安Gでも妥協なし!
デリカD:5のグレードは、G、Gパワーパッケージ、Pの3種類。Gは451万円で、Gパワーパッケージより23万6500円、最上級Pより43万4500円安い。とはいえ、予約注文に占めるGの割合はわずか3%だった。
だが、肝心の走りに格差はない。全車が2.2Lクリーンディーゼル+8速AT+4WDで、最高出力145ps、最大トルク38.7kgm、WLTCモード燃費12.9km/Lも共通だ。
2026年の改良で採用されたS-AWCや、ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOWの4つのドライブモード、ヒルディセントコントロールも標準装備。デリカD:5らしい走破性を味わうだけなら、Gでまったく問題ない。
装備も意外なほど充実している。両側ワンタッチ電動スライドドア、8インチカラー液晶メーター、マルチLEDヘッドライト、左右独立温度調整式フルオートエアコン、本革巻きステアリング、USB Type-Cを4口装備。18インチアルミホイールやマルチアラウンドモニターも省かれない。
衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロール、前後の誤発進抑制機能、パーキングセンサーも標準だ。最廉価版だから安全装備がスカスカ、という心配は不要だ。
快適装備を足すなら上位グレードが見えてくる
Gで割り切りが必要なのは快適装備だ。Gパワーパッケージには電動サイドステップ、エレクトリックテールゲート、運転席パワーシート、前席シートヒーター、ステアリングヒーターが標準装備されるが、Gはこれらを省いている。
ただし、パワーシート、前席シートヒーター、ステアリングヒーターは、Gにも8万8000円のセットオプションで追加可能。それでもGパワーパッケージより14万8500円安い。電動サイドステップや電動テールゲートが不要なら、なかなか合理的な選択だ。
一方、後側方車両検知警報と後退時交差車両検知警報はGでは選べない。大柄なボディだけに、車線変更や後退時の安心感を重視するなら見逃せない差となる。また、全グレードともナビは標準ではないため、購入時にはオプション代も見込んでおきたい。
結論として、走りと基本装備を重視するならGで十分。手動テールゲートを苦にせず、電動サイドステップも不要な人には隠れた実力派だ。ただ、451万円のクルマを長く使うと考えると、23万6500円を追加して快適装備をまとめて手に入れる選択にも説得力がある。Gは安さだけで選ぶグレードではなく、“電動装備を盛らないデリカ”を求める人向けの硬派な1台だ。
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